
※画像提供:フォトヤマさん
☆ドライバー名は敬称略
青空が広がる7月の時。
緑が映えるあの地。
あの時の日本はモータースポーツに沸いていた。
1991年、全日本F3000
注 第六戦 スポーツランド SUGO。
注:現在のFomura Nipponの前身
↓BGM
http://www.youtube.com/watch?v=F2J6XdC9ad0
ローラ、レイナード、ラルト、童夢のシャーシ。
ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマというタイヤ。
星野一義。片山右京、長谷見昌弘、中子修、J・リース、R・チーバー、高橋国光、松本恵二、V・ヴァイドラー、E・アーバイン、J・ハーバート、関谷正徳、金石勝智、鈴木利男、T・ダニエルソン、服部尚貴、影山正彦など層々たるドライバーが名を連ねる。
ローラ・シャーシを使用するチームが多数。
しかし、ローラのニューシャーシのセッティングが出ず大混乱のシーズンになった。
レースはR・チーバーがポールから飛び出す。
いきなり新人の服部尚貴と片山右京がアツいデッドヒート。
各所でバトルが展開。
前年のチャンピオン、星野一義がジワリワリとポジションアップして行った。
スポット参戦でTeam Le Mansから全日本F3000デビューした男がいた。
ミハエル・シューマッハ。
「4輪に乗ってまだ4年。4歳からカート。」
TV中継、放送席をも驚かす。
決して優れたマシンではない、ラルトのシャーシ。
初めてのF3000、初めてのコース、初めてのレース。
このシューマッハに誰が予想していたのだろうか…
だが、4位争い、シューマッハは片山右京の背後に迫りバトルが勃発。
そして遂にオーバーテイク。
右京を引き離すとシューマッハはグングンペースを上げた。
後方ながらファステストラップを刻む星野一義は闘争本能に火がついていた。
グングン追い上げV・ヴァイドラー、E・アーバインを追い掛け回す。
しかし…マシントラブルによりマシンが止まってしまった。
M・シューマッハは服部尚貴をアッサリとオーバーテイクすると今度はペースが落ちてきたT・ダニエルソンをオーバーテイク。
レース終了。
優勝はR・チーバー、2位はM・シューマッハ、3位は中谷明彦。
M・シューマッハはその後も、全日本F3000へ参戦予定だったが、F-1へ。
三栄書房
日本の名レース100選 Vol.49 ではタイトルにこう書かれている。
「
SchuマッハGoGoSUGO!
──国内トップフォーミュラを駆け抜けた一陣の風」
2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第5戦 スポーツランド SUGO。
¨瞬間最大風速は誰の背中を押すのか…¨
Posted at 2010/09/25 21:56:04 | |
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