
「日産とマツダが新たなOEM供給契約締結」というニュースがリリースされている。
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/110128-01-j.html
両者これまで商用車のOEM供給はあったけれど、今度はマツダの「プレマシー」を日産に供給するのだという。
プレマシーは2.0リッターの3列ミニバンであるからして、大方の予想はラフェスタの後継ということだろう。
日産にはかつてプレサージュ、バサラと言った3ナンバーの1.5BOXがあったが現在生産終了。
日産に限らず各メーカー、あんなにあった3列1.5BOXだったが、ユーザーは、より効率を求め1BOXへ移行している。
1.5BOXもホンダ・オデッセイなど人気車種ではあるけれどもかつて程の勢い(販売台数)は無い。
1.5BOXが多車種リリースされていた時代、まだ立体駐車場を利用する店舗が多かった。
しかし、現在は巨大駐車場を完備する大型店舗も増え、場合によっては通販を利用する客層という時代になった。
とすると1.5BOXをワザワザ選ぶ人は、「好み」「住宅事情」という理由だけになりそうな気がする。
とはいえ、ニーズがあるのだからマツダはプレマシーを生産している。
現行日産 ラフェスタは終焉というのが大方の予想。
国産車で3列5ナンバーミドル1.5BOXを最初に仕掛けたのは何を隠そう日産だった。
なんと開発主管は後にR31・R32 スカイラインの主管を勤めることとなった伊藤修令氏。
旧プリンス開発陣と共にあのプレーリーを開発。
斬新なアイデア、レイアウト、スライドドアを装備し、ファミリーユースに応えようとしていたが、まだ試行錯誤の時代。
「ミニバン」なる言葉も無かった。
二代目となると主にスタイルに梃入れをしてきた。
しかしその頃になるとホンダ・オデッセイが登場し1.5BOXが「もてはやされる」ようになった。
ご存知の通りとなる。
あえて辛口で書かせて貰うなら、何故あの時、日産ではなくホンダだったんだろう…
三代目となると我が家で大人気の「リバティ」となった。
リバティは国産車初の電動スライド・ドアが売りだった。
コンパクトで見やすいデジパネ。
オレンジ色のインパネのイルミネーションは目に優しく、リアのマルチリンクサスペンションなど技術満載だった。
所有してみてわかったが、このクルマの用途によっては出来が素晴らしいと感じることがある。
四代目はラフェスタになった。
ガラスルーフなど新しい事にチャレンジしたが、前にも書いたとおりユーザーは1BOXへ段々と移行して行っている。
そして今度のOEMなのか…
コストパフォーマンスが狙いなのだろうけれど、日産オリジナル1.5BOXの終焉を意味するのか?
それにしてもOEMが結構多くなっている。
ウチのモコ、アチコチNISSANの文字があるけれど、エンジンルームの表記だけは「SUZUKI MOTOR.CO」ってネ。
Posted at 2011/02/01 23:15:21 | |
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日産 | 日記