
女房殿の運転。
普段の街乗りでしかない。
山道とか高速道路の運転が大の苦手。
そこはいつもオイラである。
「そんなに難しい事じゃないのにな」とオイラは思っているけれど。
昨日、オイラは休暇を貰ったので家族で出かけてきた。
その帰り道での事、「運転させて欲しい」と言った。
本人曰く「このままではいけない」と思ったそうだ。
実は以前、「運転代わろうか?」と言ってきた事がある。
「悪いが『運転させてくれ』と言わない限りダメだ。考えがまだ甘い。」と言って断った。
今回はその「運転させてくれ」だった。
「やっとその気になったか。」と愉快に思えた。
ただ今回は結構雨が降っていたので高速道路は見送った。
ラッキーな事に子供達は後部座席で熟睡中(笑)。
通りの少ない軽い山道をレクチャー。
但し距離はある。
「教えてもいいのだけれど、オレはプロのドライバーじゃないからな。一般レベルだぞ。」
「この先、霧が出てもおかしくない」と思いフォグランプのスイッチONを指示。
ところが本人はわからないという。
「オマエ、何年このクルマ乗ってるんだ?」と軽く説教。
メカ音痴が説明書も見ないでできるワケがない。
しょうがないので口頭説明。
案の定、途中で霧が出てきた。
「ほらね。今、この時点でスイッチONにしろと言っていたらどうするんだ?」
まぁ、その霧も長い距離立ち込めていたワケじゃないけれど。
いよいよコーナーが続く登りへ入る。
速度を抑えての「アウト・イン・アウト」を教えた。
今まで道なりにハンドル操作していただけだという事に気付く。
「慌てずにコーナー進入すればいいだけだ。」
簡単にモノにできた。
「さて今度はもうひとつ入れてみようか?コーナー進入前、速度落とせ。出口見えたらアクセルON。」
そう、「スローイン、ファーストアウト」である。
ココに壁があった。
コーナー進入前のブレーキングポイントがわからない。
「ハイ、ブレーキ。もっと落として。センターラインアウトいっぱいに寄せてコーナーのインを通る。そうそう、ハイ、出口見えたぞ、アクセルON。」
さぁ、本人面白くなってきた。
次は下り。
「コーナー見えてきただろ、O/D(オーバードライブ
※)OFFだ。」
※リバティのCVTは「スポーツモード」という表現です。
「ハイ、ブレーキング。そう。コーナー出口は下ってないぞ、O/Dを入れろ。」
段々わかってくる。
「自分が思ったように曲がらないだろ?それがアンダーステアだ。FFのありがちな特性。人が乗って、荷物が載って重量級になってるから尚更だな。」
モータースポーツTV解説の言う事が理解できたらしく、それも面白さに加わった。
「どうだ?実は面白いだろ?」
「うん。」
距離にして40kmくらいだろうか?
街に出てコンビニで運転交替。
「今は15インチのスタッドレスタイヤだけれど、これから16インチのノーマルタイヤに替えるだろ?タイヤ幅も変わって軽量ホイールになるワケだからサスペンションもよく働くようになる。気付かなかったのか?」
「うん。」
「まさかカッコだけだと思ってた?」
「うん(汗)。」
「実はカッコで選んだっての(爆)。」
「・・・・・・・・。」
とりあえず彼女の苦手克服はまず成功。
回数重ねるともっと変わってくるだろうね。
リバティだったとはいえハンドリングの楽しさを知ったようだ。
そのウチ・・・・・
まさかと思うが・・・・・・
Posted at 2012/03/24 11:03:56 | |
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愛車リバティ | 日記