《第三章 加速、日産応援団》
※演出のため、敬称略にて失礼致します。
2005年。
JGTCからSuperGTへ。
新生、富士スピードウェイ初のビッグレースは恒例GWの大一番、SuperGT第2戦。
久々の富士スピードウェイでの開催に日産応援団も集結。
お客さんにも変化が見られた。
なんと、「Nジャンさんですね。いつも拝見しています。」と声を掛けてくれる方が現れた。
嬉しく思った。
小さい事かもしれないが情報発信の成功だろう。
そんな中。
ある親子と出会った。
それが後にあるキッカケを作ることになるとは…
Nジャン、レポートを書き始める。
それは日産応援団内でも気持ちを高揚させる効果があったという。
しかしこの年、日産勢、意外にも苦戦していた。
日産応援団に元気印の男が現れた。
元気一杯で一気にお笑いへ持っていく男。
シュールなネタが笑いを誘う。
近藤隊長だ。
日産勢、最終戦にチャンピオンを賭けて臨む。
しかし鈴鹿サーキットは大雨。
レースはディレイ。
気温は下がり冷たい雨が、容赦なく観客にも…
水を含んだ旗はやたら重かった。
団長は用意していた簡易カイロを応援席の皆さんにも提供できる案内をした。
その際、トヨタ系私設応援団の方々が拡声器を貸してくれたというエピソードもある。
トヨタ系私設応援団と日産応援団が上手にコミュニケーションがとれるようになった証拠だろう。
日産ファンでなくとも使って欲しいという趣旨も説明。
そんな言葉に心打たれたお客さんがいたという。
NISMOは奇想天外な作戦でアタックしたのだが…
チャンピオンはライバルチームが手に入れた。
悔しさを滲ませる日産応援団。
冷たい雨だけが降っていた。
「感動を伝えるために必要なものはチャンピオン。」
Nジャン、情報発信者としてそう思ったのだが、甘くはなかった。
ニスモフェスティバル。
久々の富士スピードウェイに日産応援団も気合が入った。
しかし…
降雪という天気に阻まれる。
寒さこらえて旗を掲げる団長、黒澤。
その姿に関係者の心を打った。
~ つづく ~
Posted at 2013/06/04 23:01:55 | |
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日産応援団物語 | 日記