
通りではまだ掛け声が聞こえている。
ラストスパートだ。
だが、オイラは真っ暗な路地裏を歩いていた。
ふと思い出した。
参加していた当時も、終了した最終日の夜、シメの「お疲れさん会」に一度も参加せずにこうして家路を急いだっけ。
「用事があるから」とか適当な理由言ってフケちゃっていた。
まぁ、オイラ一人いなくたって誰も気付かないだろうし。
本当の理由。
今だから書けるけど感涙しちゃうんだよ。
涙腺弱いの日産応援団の仲間達なら知ってるだろうけどサ。
posted by (C)Nジャン
翌日、オイラは仕事へ行った。
勤務先で後輩「O」に会った。
実はかつてオイラの誘いで参加してくれたヤツだ。
しかしながら、彼は後に実家のある「原区」が参加する事になり、それに伴いそちらで参加することになったのである。
「どうだったの?」
「下伝馬の人達に色々言葉をかけられたよ。もう忘れられていると思ったんだけどナァ。」
「下伝馬の人達がそう言っているんじゃ、次回は出るしかないね(笑)。」
「おいおい。」
posted by (C)Nジャン
ある若い女のコが目を輝かせてオイラにこう言った。
「Nジャンさん、アタシ、次回の藤枝の祭りに出たくなった。どうすればいい?」
「オシウリする気はないから地区は自分で選択しな。ある程度なら知人はいるよ。」
「Nジャンさんは、どの地区に出ていた事あるの?」
「オレは下伝馬区での参加。みんなイイ人達ばかりだぞ。」
オイラもあの頃、きっとそういう眼をしていたんだろうね。
posted by (C)Nジャン
きっとこう言ってくれるだろうナァ。
「あのね、間違っているとか間違ってないとかじゃないの。 楽しく参加したいから楽しく参加する。ただそれだけ。」
ちくしょうめ。
オイラの中で
¨消したハズの何かが燻ってやがる¨
2013.10.15 「鼓動」を書き終えて
Nジャン(N-JUNKIE)
~終わり~
Posted at 2013/10/15 19:57:52 | |
トラックバック(0) |
ドキュメント Nジャン | 日記