※メイン画像:フリー画像使用[Photo by pakutaso.com ]様
ちょうど20年前の今日。
父親方の祖母が亡くなった日だった。
92歳で他界したので長寿だったといえる。
あの時、老衰が進んできているという旨を叔父から聞いた親父。
「会えるのも最後かもしれない」と言って山形へ向かった。
到着後「無事に着いたから」と言って電話をよこした。
その一時間後、「オレが着いたらすぐだった。」と…
荷物をまとめて翌日、母親と妹とオイラと3人で山形に向かった。
庄内地方、雪は残っていたけれど天気は快晴だった。
到着して親戚一同が集まる中、挨拶を。
亡くなった祖母にもご挨拶。
更に翌日、葬儀。
無事、葬儀を終えて献杯を。
思い出話に花が咲く。
「オレ、一番覚えてるのが雪遊びだったナァ。この辺り雪降ればスゲーもんね。静岡じゃ雪降らない(一部を除く)から面白かったよ。」
「それでNジャン、そこでスキーやってすっ転んでふてくされてたっけ(笑)。」
「そうそう。覚えてるよ(笑)。」
埼玉の従兄弟一家と一緒に帰宅する日。
そんな事を言っていたせいか大雪の日となった。
「帰るのか?」と親父の兄貴。
「うん。」と埼玉と静岡の弟二人。
14:00過ぎの駅は大雪の中。
当時国鉄色だった485系車両の特急は雪で一時間遅れていた。
「オマエがあんな事言ってるから、バーサンが帰らないでくれと泣いているぞ。」と。
「昔、埼玉と静岡の一家が揃って一緒に来た時あっただろ?帰った日はバーサン泣いてたっていうし。」
待合室で列車を待っていた。
当時、高校生だった「はとこ」が学校を終えて飛んできた。
「間に合った。挨拶しようと思って。」
隣町に住む従兄弟が飛んできた。
「間に合ったよ。コレ、持ってって」と差し入れ。
気付けば親戚が次々と。
一時間後、特急列車が入線。
ヘッドライトが降る雪を照らす。
「じゃあね。」
ドアが閉まって列車は発車。
「こうして埼玉と一緒に電車に乗るのは何年ぶりだっけ?」
※イメージ:フリー画像使用 日本の旅・鉄道見聞録様
「まったく帰る日に限って大雪だとはねぇ…」
「おいおい、このままだと新幹線(東海道)は最終だぞ。」
Posted at 2014/01/10 11:26:43 | |
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