
「Nジャン、伊豆の海に行かない?」
あの夏、ヤツはそう言った。
聞けばシュノーケリングとやらをやりたいらしい。
体験ダイビングに行った事があるらしく、そのポイントに案内された。
ところが更衣室は無いし、シャワーも休憩所も無い。
♪遠い 昔の事さ~
夢で見たんだ
「あの時、ダイビングセンターの仮設テントか何かあったからなぁ。」
「そりゃ、今、何も無いに決まってるだろ(笑)。」
とりあえずその場所をやめて海岸を南下して行った。
「ココでいいや。」
普通に海水浴場だった。
「コレじゃ地元の海水浴場と変わらないじゃねーか(笑)。」
目的をドライブに切り替えたつもりだった。
更に南下すると観光名所らしきところを発見。
すると遊歩道があった。
ちょっと辿ってみると海岸が広がっていた。
海水浴とバーベキューを楽しむ人々が居た
※。
※1994年当時。現在は「海岸」から「海水浴場」になった為、夏の期間は禁止となっている。
水着も道具も持っていたので海に入ってみた。
そこに広がった初めての世界。
ヤツが誘ったのも頷ける。
「コレか。」
「うん。」
太陽が傾いていることも忘れ夢中のオイラ。
「いたたたた!!!!」
そう、クラゲにやられたのであった(笑)。
痛いし(爆)疲れたし、沼津の渋滞がわかっていたので駿河湾フェリーを利用して帰ることにした。
当時は田子の浦-土肥の運行だった(現在 清水-土肥)。
ダイヤに夜の便があった(当時)。
待ち時間があったので、観光協会へ行って日帰り温泉を確認。
某ホテルで対応しているとの事。
行ってみた。
なんとオーシャンビュー。
体のヒリヒリも忘れ(爆)、温泉を楽しんだ。
時間が迫り、港からフェリーに乗り込む。
出発すると外のデッキで船で起きる波を見ていた。
室内だと船酔いしそうでどうも落ち着かない。
すると青く光る波に変わった。
幻想的な風景。
そう、夜光虫だったのだ。
何かいい事が続いた不思議な日。
あの時、南風が背中を押した気がした。
PS…相手が女の子だったら最高だったろうな(苦笑)。
Posted at 2014/06/20 11:01:26 | |
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