
~ 天からの過剰演出 ~
何故このタイミングなのだろうか…
飽波神社の神のイタズラか。
それとも…
笑っちまおうぜ。
こういう時だからこそ。
飽波神社の神が泣いてるぞ…
嬉しくて(苦笑)。
「るな」…
頼んだぞ。
平口んトコの自慢の娘だ。
オイラは後で聞かれたよ。
「あの女の子、どこのコ? めちゃくちゃ良かった。」
「アレはかつて梃子長やってた平口んトコのお嬢さん。奥さんもそれを支えていてサ。すげーだろ。そういう血統なんだよ。だけどよぉ、時間がもっとあれば後ろの二人も踊らせてあげたかったナァ。負けず劣らずなんだぜ。」
大喝采は、現地だけじゃなかった。
身内だけでもケーブルTVでも視聴されていた方が驚いていたと聞く。
生で見なかったヤツは非常に残念な事をした(ケーブルTV、再放送してるんでしょ?)!
オイラのデジイチカメラはもう限界だろう。
手拭いを絞っては上にかけていた。
でも写さなけりゃ…
続いて地踊りが始まる。
思ったようにはいかない。
激しい雨がオイラの集中力を削り取って行く。
せめて、あの瞬間を撮らなけりゃ…
あるんだよ、一瞬だけ見事な程に花が咲く瞬間が。
来るぞ…
来るぞ…
今だ!
さぁ、引き回しだ。
前日、正面で埋もれてしまった。
どこがいい?
あった!
絶好の場所だ!
ココがあったか!
ケーブルTVのカメラクルーの真横。
自分の前にあるのは下伝馬の山車だけである。
そして…
この時、妹が居たらしいけれど、オイラは気付かず、仕方ないけれど警備にも阻まれていたという。
「兄キ!兄キ!カメラ!タオル!タオル!コレで!」
当然聞こえもしなかった…
ユーダイ!
濡れた路面は勝手が違うぞ!
頼んだぜ!!
や~れこ~のっせ~
わっせ
わっせ
わっせ
わっせ
わっせ…
ユーダイ!
↑梃子の血が騒いでいるNジャンさんの叫び(苦笑)。
くどいようだけど、シャッターというボタンを押すだけなのに何でこんなに疲れるんだろ…
ねぇ(苦笑)?
や~れこ~のっせ~
雨は止む気配が無い。
藤枝5丁目交差点を過ぎて最初の地踊り。
この撮影を最後にデジイチのカメラを「小出し」にしまって、手元のコンデジのカメラに切り替えた。
「これ以上は無理だ。もしもの時は最小限で…」
長谷川さんが言ってくれた。
「Nジャン、カメラは大丈夫か?」
「大丈夫!小出しにしまったから。」
一番気を使ってくれるの長谷川さんだ。
優しいんだ、ぶっきらぼうで言葉キツいけど(笑)。
どこからか声がした。
「雨で何かみんな重たい空気になってるよ。」
あの頃の…
「前回、雨に降られて、アレは本当に辛かったナァ💧」
「何言ってるの、雨の中最高だったじゃない💢」
そんな会話、忘れてんだろうなぁ…(苦笑)。
~つづく~
Posted at 2019/10/19 12:03:35 | |
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