※タイトル画像はイメージ(https://publicdomainq.net/operating-theater-hospital-0002901/)で実際とは異なります。
~Gentlemen, start your engines! ~
2021年2月24日。
23日22時より飲食禁止。
緊張であまり眠れなかった。
どうあれ人生初の切開手術。
一番怖いのは術後の痛み。
午後イチのオペまで時間があるのもどうしたモンか。
いよいよ点滴開始。
時刻は11時を回った。
落ち着きのないことくらいわかる。
SNS、仲間達からエールが届く。
「ご家族の方、見えてます。」
女房殿がスタンバイ。
言葉を交わすか交わさないかで待機室へ。
それは照れ笑いか…
それとも…
「Nジャンさん、歩いて手術室って何か違和感ありません?」と担当看護師さん。
「TVドラマの見過ぎですよ(笑)。」
「Nジャンさん、こちらのお部屋です。何か口数少なくなりました?」
「そりゃ緊張しますもの。」
「お名前確認お願いします。」
「Nジャンです。」
「ココで横になってください。」
口にマスク。
「あ。ドラマで見た事ある。」と思ったのが最後だった。
「Nジャンさん、Nジャンさん、手術、終わりましたよ。」
「は?いつの間に。」
そう思った瞬間、激痛が左膝を襲っている。
しばらくこの痛みに付き合うかと思うと気が遠くなった。
さらに寒気が襲って全身が震えている。
手術室を出て顔をしかめたオイラの顔を女房殿はどう思っただろうか。
「アタシは行くから。」
一緒にいられないこのご時世を恨むぜ。
痛み止めの点滴、座薬、使い分けて注入。
それでも痛みはナカナカ引かない。
そのまま夜を迎える。
「消灯前に座薬入れて、真夜中に痛み止めの点滴に変えますね。」
「痛くて眠れない方は多いですよ。」
オイラも殆ど徹夜だった。
血栓、個血防止のマッサージ機が付いた。
内出血の為のドレン、輸血、点滴、尿管。
チューブだらけの自分。
心電図、配線が巡っている。
横になる。
腰が痛い。
時間を追うごと腰が痛い。
足が動かない。
寝返りも打てない。
時間だけが過ぎていく。
朝が来てベッドを起こすことがOKとなる。
腰痛も低減されるか。
2021年2月25日。
朝食から食事OK。
刺激する尿管と左足の痛み。
不快感MAX。
血栓防止の為のストッキングを履く。
痛み止めが飲み薬になったが、効果なし(涙)。
点滴に切り替えてもらった。
やっと尿管が取れたと思いきや、Nジャンさんの全裸を若い看護婦さん3人に見られる事となった。
もはや理性も何もない。
向こうも仕事だ。
自発的にトイレへ。
車いす移動。
まぁ不自由ったらありゃしない。
だけど、介護される人、介護する人のご苦労がわかった。
確かに大変だ。
そしてコレを書いている今現在。
ノートPCのタイピングが出来るようになった。
~ つづく ~
Posted at 2021/02/25 14:51:45 | |
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ドキュメント Nジャン | 日記