
~ 折り返し ~
2021年3月17日。
手術から3週間経過。
今日から次のステップへ。
水曜日は週一で何かとスケジュールが埋まる。
しかし昨夜はお隣のオヤジさんの大爆音(イビキ 時々 寝言)。
真夜中2時過ぎに目を覚ましてそれっきりのオイラであった。
ただチョイトばかしいつもと違っている。
それまで爆音には爆音なのだが、こんな大爆音では無かったのだ。
多分、投薬によるもの。
聞けば尾てい骨の複雑骨折。
今日は手術から集中治療室へ行くとの事。
頑張ってもらいたい。
そんなワケで今夜は再びお隣さんが空いてゆっくりできそうなオイラだけれども。
朝は6時半頃に照明入り。
夜の看護婦さんはオイラに
「眠れました?」と。
オイラは答えた。
「わかっているよ。・・・・だろ?」
看護婦さんは苦笑いで去って行った。
続いて採血。
「ああ、水曜日だな。」と感じ取る。
看護婦さんは困惑してる。
「わかっているよ。最適な血管無いんでしょ(笑)。血管細い上に朝は低血圧なんですよ、オレ。」
何とか採血。
朝のルーティーン。
いつも通り超音波治療まで一気にやった。
しかし今日から膝曲げ機治療が無くなった。
新たに2時間の時間が出来たのだが、そう甘くは無い。
先に述べたが今日は色々ある水曜日だ。
昼の看護婦さんに交代。
もうピチピチの新人ギャル。
コミュニケーションでついついオムライスのお話。
Nジャンさんがスポットを教えると彼女にしてみれば新情報GET!
「いいとこ教えて頂きました。今度行きますよ、絶対!」
「やべぇ、ハラ減ってきた。」
「あはははは…今度お休みの時、お写真撮ってきますよ。」
「おいおい、入院患者にそれは酷だぜ(爆)。」
レントゲンとCTから呼び出し。
聞けば今日は臨時で救急病棟の設備を使うとか。
どうやら従来の場所は外来で混雑しているようだ。
ベテラン婦長さんが説明。
「Nジャンさん、今、コロナの関係で一階の連絡路が閉められているんです。2階の通路で1階へ行くことになるのですが、わかります?」
「へ?」
「エレベーターで2階で降りて頂いて右へ一転貰って、通称 ¨ 何だ坂こんな坂 ¨ というところをまっすぐ行くんです?」
「あの…仰っている意味がさっぱりわからないんですが…」
「あ、一緒に行きましょうか。」
同部屋の親父さんがこの会話に苦笑。
「今日は面白いな。夜中2時から隣の親父さんのでっかいサウンドで目が覚めて眠れてないんです。」
「サウンド(笑)?」
「この部屋の皆さん、全員そうでしょ?」
一同大爆笑となった。
レントゲン撮影とCT。
待ち時間が無かったのでそう時間はかからなかった。
先週まではエコー検査があったけれど、それも今秋から無くなった。
午後からリハビリ開始。
今日から両足にシューズを履く。
左足は実に3週間ぶりの靴。
何だか一瞬このまま歩いてしまいそうになった(笑)。
☆右足は血栓防止のためストッキングを履いています。
昨日までのメニューの70%は同じ。
残りはいよいよ加重30%。
平行棒に手で体を支えて左足に体重計。
全体重の30%にメーターへマーキングして感覚を覚えるのだがナカナカ難しい。
その後、歩行に入るのだが、これが30%になったり届かなくなったり、一瞬超えてしまったり。
でも今日は初日。
明日から30%安定を目指す事になりそうだ。
帰りのエレベーターで同じ車椅子の高齢女性と付き添いの若い看護婦さんと一緒になった。
「同じ階ですね。」
力なさそうに高齢女性が弱々しい声で言った。
「外はいい天気だね。アタシはもう外に行けないのかな?」
付き添いの若い看護婦さんは言った。
「そんな事ないよ。また外を歩けるようになりましょう。」
エレベーターを降りる時、オイラを先に行かせてくれた。
右足だけで車椅子フル加速(あくまでも表現です)。
両手で車輪をコントロールし、ヒョイヒョイと体を傾けコーナリングするNジャンさん(爆)
※。
※十分な安全と迷惑行為にならない事を確認の上、常識の範囲内で行動しております。
看護婦さんがビックリ。
「あの人凄いねぇ。」
高齢女性サンは弱々しい言葉すら忘れて絶句してたとさ。
夕方はもうルーティーン化してしまった恒例の親父さん達とのミーティング。
看護婦さんも夜勤の看護婦さんと交代。
今夜の看護婦さんは主担当看護婦さん。
もう何回目だろうか。
お互い手を振る仲になっていた。
それを見た他の親父さん達も同じように手を振る。
当然彼女も反応する。
「何だよ、みんな彼女のファンじゃんか。」
一同大爆笑。
今日は荷物の日か。
下の階に女房殿が洗濯物等の荷物の受け渡しに来ているのだが、直接会う事ができない。
ま、入院患者サンはみんなそうなんだよナ。
~ つづく ~
Posted at 2021/03/17 20:58:01 | |
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