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オシャレ感覚、ブランドイメージ、熱狂的なファンなど様々な理由で輸入車を購入されるご熱心なユーザーさんがいらっしゃる。
勿論、否定する気は無いし、「その情熱ならば」と応援したくなる。
で、若いユーザー2名さんがオイラにご相談。
「輸入車に乗った事はあれど所有した事は無いぞ(笑)。」と答えたのだが…
まぁ、単なるクルマ好きレベルで大した知識では無いにせよ、コメントが欲しかったのかもしれない。
一人はボルボV40が愛車。
購入から数年、タイヤの交換時期が迫ってのご相談。
純正で有名海外メーカーのタイヤが装着されているのだが、コレがシックリ来ないらしい。
オイラは答えた。
「確かにタイヤに不満なのはわかる。向こうの国とこちらの国とは道路事情は違うだろうからね。向こうは荒れたアスファルトが多いけれど、日本の道路は工事跡だらけでボコボコだしなぁ。」
「で、輸入車全般的にサスペンションも向こうでは高速移動が多いから固めに造られていると聞くからネ。」
「サスペンションに手を入れるところまで行かないだろうけれど、せめてタイヤだけはってトコじゃね?」
本人はオシャレ感覚に拘っているようで、ブランド希望は海外メーカーだ。
「だったらダンロップタイヤで良くね?」と答えて説明を加えた。
確かに住友ゴム社が扱っていて開発、販売しているけれど、国産メーカーだから日本の道路事情をよく知ってる筈。
海外ブランドに拘るとしても、ダンロップ社は元々ヨーロッパのメーカーで住友ゴム社が商標使用権を得て販売しているというオチを説明した。
モータースポーツでもヨーロッパのワークスメーカーが採用し、有名レースで何度も勝利を納めてきたことも説明したのだが…
☆画像:carviewさんよりお借りしました。
国産タイヤメーカーというイメージが先にあるンだろう。
実際の国内販売はダンロップ社というより住友ゴム社だし。
「ダンロップもそうだけど、内容違えど、かつてはミシュランもオカモトと関係があったんだよね。」
一時はオカモト社とミシュラン社が提携しミシュランオカモト社で展開していたし。
そんな事もあったせいか、ミシュランタイヤの国内路面とのマッチングも良いと聞いている。
しかし本人はピンとこない。
いきなりそんな事言われたってピンとこないわナ。
同じ質問をVW Tクロスのユーザーである、もう一名からあったので同じ回答をした。
やはりピンとこなかった(笑)。
というよりTクロスを手放すという方向に行った。
オイラも超驚いた(苦笑)。
別にタイヤが理由じゃない事くらいわかるけれど、後日その理由を知った。
家庭の事情で乗り替えたいとの事。
それでも、クルマ好き、オシャレ好きはまだ拘っていたいのだという。
「できれば、輸入車で」と…
「どうだ?メルセデスでも。好きそうだぞ。」
「Aクラス、いいっすねぇ。」
「Aクラスは、可愛らしくてオレも好きだぞ。」
メルセデスの安全に対する取り組みを説明させて頂いた。
世界で初めて量産車でエアバッグを装着した事、ABSを採用した事、万が一のクラッシュ時に乗員を守る為に壊れるダッシュボード、安全性ボディなど、安全性ではバツグン。
その内容であの車両価格なら納得する筈。
メルセデスは決してステイタスシンボルだけではないのだ。
そして何よりヘリテージという歴史と伝統を持っている。
メルセデスを真似るクルマは多いけど、真のメルセデスのようになれるクルマは無い。
例えレクサスでもそればかりは出来ないのであった。
「それだけ知ってて何でメルセデスベンツに乗っていないんですか?」
予算オーバーだと笑うしかなかった。
Posted at 2022/08/06 09:32:20 | |
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