
「今年が最後の夏休み西伊豆ツアーになりそうです。」と、かつて同行した職場の仲間に言った。
既に子供達は成人になって親離れした世代の先輩方である。
「そっか…Nジャン家も終わりか。」
という言葉と同時に「しかしアレは楽しかったナァ。」というセリフもついた。
幹線道路も整備され、高速道路も2本になった。
新たな観光スポットも道中に出来た。
しかし反面、海岸が海水浴場に変わった事で、BBQは禁止、遊泳エリアの面積は縮小。
「事故が少なくない」と安全を考慮しての事だと思うが、当時は自己責任でやっていたから自由度が大きかった。
確かにあの頃は今に比べたら楽しさのレベルが全く違っていた。
だけどそれなりにリスクはあったと思う。
「あの松崎という町、どうなったと思います?」
「変わったのか?」
「イメージしてください。そのまんまです。」
「(笑)。オレ、そういうの大事だと思うけどな。」
「そうなんですよ。小さい変化はありつつも、あのまんまですから。」
区画整理、再開発と都市開発は進められる街。
都会になればなるほど進化は止まらない。
便利になったは良いけれど、失われた面影や風情が無くなるのは事実だし。
反面、地方に行くとそこには変わらぬ風景が待っている。
オイラにしてみればそこに安心感みたいなモノがある。
しかし、こちらはこちらで過疎化という問題を抱えているのであった。
その辺りの問題をクリアできれば何の問題も無いのだが、そう簡単ではないわナ。
今も残る昭和の風景が見られる。
それを逆手に取り、大分県豊後高田市のように観光化で成功しているところもあるけど…
事情はそれぞれあって、問題を抱えたままな所は少なくない。
今を思えば、旬を過ぎてしまった感は否めない。
そうではない事を願いたいし、その変わらぬ風景ってのは大事だと思うけれどサ。
だけどそれだとやっていく方としては…ネ。
そうなると革新は確かに必要なのかもそれない。
まぁ何かに似ている気はするけど…
「時代」と一言で片づけてしまうには、どこか寂しく思う。
それはオイラ自身の我儘だろうか。
Posted at 2022/08/12 07:42:05 | |
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