
~ 御宿しんしま さん ~
こちらの宿(下記URL参照)は、もう何回目(苦笑)?
行き慣れると要領がわかっているので気楽の一言。
到着すれば、女将さんがお出迎え。
女房殿は、いつもの手続きだけならスムーズなのだが、静岡県民割引の手続きが結構面倒だった模様。
今回のお部屋は西館。
西館のお部屋に泊まるのは何年振りだろうか。
女将さんは東館ではない事に気を使ってくれたけれど、実は我が家が一番リラックスできるのは西館だったりする。
とはいえどちらも快適に宿泊できるので拘ってはいない。
真っ先に洗濯機(有料)を利用する女房殿。
荷物を整えている下のお嬢とオイラ。
松崎の町を久しぶりに散策しようかと思ったけれど、雲行きが怪しくなってきた。
女将さんともゆっくりお話できる機会ともなった。
「雲見があんなになるなんてねぇ。」と話しかけると…
「あんなになったのは初めてですよ。報道の仕方もちょっとねぇ。松崎町全体が被害にあったみたいな感じになっちゃって、ウチも影響がありましてね。」
風評被害というヤツか。
「集落が全く違うのにネ。」
「ご存知ない方はどうしても警戒しちゃうんです。」
露天風呂が貸し切り状態。
ラッシュガードで日焼けを防止していた自分。
日焼けのまま入ると切ない状況になることはわかっていた。
松崎の温泉も気持ち良い。
温泉ソムリエというワケではないので全国津々浦々行ったワケじゃないけれど、自分の知る限りでは松崎の温泉は最高の部類。
いつもと違い、晩夏の松崎。
源泉かけ流しでも程よい湯加減、火照った体をビールで冷ます。
ココへきて、その感覚がクセになってしまった。
御主人、お料理に対し、更なる腕磨きをなさったようだ。
挑戦し続けていることくらいわかる。
それでいて我が家の好みをご理解されている。
そうですね、ビーフシチューは今回も来れなかったけれど上のお嬢の大好物だったね。
ただ、下のお嬢は下のお嬢で今回、イサキの塩焼きにハマった模様。
女房殿もツボだった。
宿泊客はウチとビジネス客サンが数名のみ。
繁盛期を過ぎたようでご主人さんも少し余裕があったようだ。
そうだねぇ、ココ最近、忙しくてゆっくりお話できなかったからネ。
女将さんに「今夜、ご主人と一緒に飲めますかね?」と聞いてみた。
ところが
「それが主人、お酒が飲めないんですよ~。」と…
御主人サンが製作しているアレコレ。
自分も模型製作しているので、話が合う事があり、女将さんの脱力はウチの女房殿の脱力と同じじゃね(苦笑)?
御主人サンに「夏の西伊豆ではなく、他の季節での魅力を情報発信お願いしますよ。」というと苦笑い。
桜の花びらを集める春の那賀川、田んぼプロジェクトの春の松崎は知っている。
女将さんからは梅雨入り前の6月上旬に蛍が飛び交う事を教えて頂いた。
それとは別に前から気になっていた事を聞いてみた。
¨ Nジャンさん、よくあの場所を見つけましたね。地元の人間しか知らないんですよ。あまり知られたくなくて情報発信しないようです。 ¨
実はそれが2日目の計画にあったのだけれど、翌日の天気は大雨の予報。
前回果たせなかった、「松崎ハイボール」の試飲。
今回は女房殿にまで用意して頂いた。
御主人曰く
「裏メニューです。」との事。
女房殿が
「これ飲める。不思議と酔わない。」という感想。
オイラは「最初、抵抗あったよ、正直。ところが飲むにつれて後からグイグイくる。何コレ?
女房殿は酔わないというものの、オイラはクラクラだった件(爆)。
女房殿から
「海入った後に生ビールの大ジョッキとハイボールだもん」というツッコミが待っていた。
見慣れぬ若い女性の授業員さんが加わった。
「もしかしてお嬢さん?」
当たった。
ウチの上のお嬢と同い年(実際は早生まれで、ウチのお嬢が学年下)。
大学を卒業して戻っていらしたのだという。
女将さんの一言がクスっと笑いを誘う。
「本人も、お嬢さんですか?ってお客さんから聞かれるんですよ。ですけどバイトだって答えるんです。」
そんなこんなで部屋に戻ると大爆睡。
我が家3人、まさに川の字状態かつ大の字だった。
就寝が早かったせいか、起床も早い。
内風呂は24時間入湯可能。
誰もいなかったのでフルコーラス2曲歌っていた。
♪海よ~ オレの 海よ~
大きな~ その愛を~
♪遠く~ 遠く~
離れ行くエボシライン~
朝食のお時間。
御主人のお心使いが見えた。
鯖のみりん干し、実は今回だけの特注でしょ。
食事の後、天気を確認。
御主人、女将さんから様々な情報を聞く。
とりあえず下見に行ってきた。
ダメだ。
海は荒れている。
更に大雨が降ってきた。
更に帰りに乗る予定だった駿河湾フェリーの欠航が決まった。
さて困った。
このアクシデントをどう乗り切るか。
このまま帰るのもテではあるけれど、個人的には何だか負ける気がしてイヤだった。
これまで何度もアクシデントと向き合ってきたじゃないか…
どう判断する自分。
作戦練り直す自分。
とりあえず松崎町で今回まだ行けてない所に行こうか。
女将さん、御主人サンにご挨拶。
あくまでも節目であって、今回で最後じゃないと念を押す(苦笑)。
こちらのしんしまさんに初めてお世話になったのは21年前の事。
早いモンだなぁ。
そういえばエントランスにクルマを着けるのも今回が初めてじゃね?
女将さんとご主人さんから見送って頂いた。
またお会いしましょう。
~ つづく ~
Posted at 2022/08/20 08:34:26 | |
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