
~ Show the Flag ~
日産応援団、旗手は若手が多かった。
いつものメンバーは後方待機。
旗手の間隔も狭かった。
エリアに制約があったことくらいわかる。
団長の指示もあっただろう。
旗手の中に一番のベテラン、
GT-Rパパさんが一人。
オイラより応援団キャリアは一年先輩。
あの98年ルマンのツアーに参加。
愛車はベイサイドブルーのBNR34スカイラインGT-R。
始めてオイラとコミュニケーションをとったのは、日産応援団で行った
伊豆モビリティーパークにてキャンプ。
オイラのBNR32スカイラインGT-Rの横にサラリと…(苦笑)。
あの時、彼のBNR34に嫉妬しまくっていた事を正直に打ち明けると、彼も笑うしかなかった。
そんな ¨ アニキ ¨ がキャリアの浅い旗手メンバーの中に一人だけ。
「そういう事か。」
オイラはすぐにその意図を察した。
彼も団長もクチでは「たまたまだよ」と言いそうだけど。
日産応援団、本ミーテイング。
オイラはただの傍聴人(苦笑)。
ただいるだけのつもりだったのだ。
グリッド上、本レース決勝、オープニングイベント。
いつもの風景が帰ってきた。
西風が強くなってきた。
旗は強く靡きポールが撓る。
団長は交代要員を言っていたのだが…
恒例の気合入れが行われた。
久しぶりだったから、まぁ御愛嬌という事で(笑)。
君が代斉唱。
全員脱帽から旗手は旗を斜めに構える。
君が代斉唱終了後、各応援団の応援合戦が復活。
ARTA私設応援団シズシン団長、無限応援団長、グッドスマイルレーシング応援団代表スズテン君、ホンダ応援団ぱこぱこ君、豊田私設応援団秋葉君はじめ次々とライバル応援団のメンバーの顔が浮かんだ。
普段は友人だけど、レースはレース。
「オマエ達をやっつけてやらぁ」くらいに思わないとおかしいだろ。
エンジンスタート。
レーシングサウンドが響き渡る。
日産応援団、ビッグフラッグが靡き日産コールが沸き起こる。
安達二郎(元NISMO代表取締役社長、元日産自動車サッカー部監督
※)さんが言った。
※現在の横浜マリノス
「この瞬間がタマんなく良いんだよ。このスタート前の緊張感と応援団の鼓動って最高じゃない。だからやめられないんだよね。」
何気ない言葉はオイラには良い薬になる ¨ お説教 ¨ に思えた。
「安達さんと知り合って二十数年、初めてその言葉を聞いたよ!」
涙を堪える自分が居た。
静岡県警先頭に寄るパレードランからフォーメーションラップ。
最終コーナーからマシンがやってくる。
いつもならココで田上副団長がリズムを取る。
何とかオイラと魚.COMさんと手拍子をやっているけれど、う~ん…
コントロールタワーを通過、シグナルがレッドオフからフル加速!
SuperGT Round2 450km Race、スタート!
~ つづく ~
Posted at 2023/05/08 20:22:58 | |
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