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時は1999年8月8日。
JGTC(現在のSuperGT)、Round5。
6月に行ったルマンのテンションのまま富士スピードウエイにいた、一緒になって間もないオイラと女房殿。
奮発して手にしていたのはパドックパス。
パドックではルマンツアーで知り合った仲間達に出会えた。
グランドスタンドに足を運べば日産応援旗を持った黒澤応援団長とルマンツアーの大槻添乗員サンと遭遇。
実はこれが日産応援団の国内デビューの時だった。
愉快な時間を過ごした自分達。
レースは300km、午後の早い時間帯にレースは終了。
日没までには時間があった。
仕事も盆休み突入で翌日もゆっくりできる事でもあった。
アシはオイラのスカG。
妙にテンションも高く西へ帰る筈だった自分達は逆方向の東へ向かっていた。
「あれ?方向逆だよ。」
「いいの。」
「どこ行くの?」
「横浜にメシ。」
「はぁ?」
「いいじゃねぇか、明日休みだし。」
「横浜詳しいんだね。」
「みんなで先輩に連れてってもらってサ。それからだよ。」
「単品であれこれ注文するよりコースの方がお得になるって知ってた?」
「へぇ。」
中華街から繁華街。
ウォーターフロント、ベイサイド。
街が輝きだしていた。
何をするワケでもなく横浜エリアをいつまでも散策していた気がする。
☆画像:https://www.pakutaso.com/
何処かのTVドラマで見た街並み。
それぞれのストーリーを演じている恋人たち。
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まだ見ぬ未来の自分達。
「帰るか?」
「いや、もう少し…」
真夏に見ている夜の夢は、妄想か。
それともリアルだろうか。
横浜の片隅で奏でる1つのRB26DETT、チョクロクの重低音。
どこまでも走って行けそうな気がした。
富士スピードウェイ発、横浜経由、静岡自宅行き。
当然真夜中到着、いや、空はもう明るかった。

Posted at 2023/09/13 21:49:47 | |
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