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「Nジャンさん、アタシ、実はね…」
最近、会話が以前のように弾まなかったのは気のせいではなかったようだ。
急に髪が短くなって可愛らしくなった女性はオイラの1コ上だ。
旦那も知人。
結婚した日もウチと同じでお嬢さんはウチのお嬢の高校時代のクラスメイト。
「次は1年後だって…」と、最近姿を見なかった理由が明らかになった。
「がんばるんだぞ!」としか言えないオイラは精一杯。
他に言葉が見つからず、ただただ情けない口下手。
「応援なら得意」とかいうセリフが過るけれど、この場合、口にするのはご法度くらいわかっていて、あまりにもナンセンスだというのもわかっている。
なのにそれしか出てこない。
「がんばるよ、アタシ!」と堪えながら言う強がりにオイラも堪えるのも必至だ。
その後、バッタリとお会いする彼女の笑顔見る度に、何を思えば良いのかNジャンさん。
どうしても自分ひとりじゃ抱えきれず、信頼できる第三者の一人にだけ…
「Nジャン君サ… 何でそんな事オレに言うんだよ。」と寂しそうな顔。
「だってオレ、かかえきれないよ。」
彼女は巨大なモンスターと戦っているというのにオイラの対戦相手は小物ばかりという情けなさ。
だけど、そのモンスター、やっつけようぜ。
オイラにできる事、見つけよう。
何も知らなかったとはいえ、下手な事、言わなくて良かった。
Posted at 2024/03/08 20:22:36 | |
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