
~ Bad Boys ~
夜明けはウェット。
レコードコースラインだけがドライと言ったところか。
夜明けのシーンをまた逃した自分。
永遠に見ることができない自業自得かもしれない。
レースは時間を重ね、雨もあって段々と輝きが無くなってきた。
傷ついても走り続けるチーム。
アクシデントあれど賢明にリペアしてコースに戻るチーム。
諦めという言葉を知らないBad boys & girls。
もちろん致命的な傷を負い諦めなければならないチームだって存在する。
スタート前、あんなにピカピカしていたマシン達。
24時間の過酷さが黙っていても見て取れる。
曇り空、ほんの一瞬太陽が顔を出す。
「Nジャンさん、何で日産ファンなの?」
「そんなの、たまたまだろ。」
「長島です。Nジャン君の事は弓岡と矢野から聞いてますよ。」
「オレも静岡の丸子だから。」
ただ走るだけなら誰でもできる。
とてつもないモノを描き、ソイツを追いかける。
手に入れる事ができるヤツは限られる。
それでも人は追いかける。
荻昌弘さんだっけ?
「夢追人」と言葉にしたの。
「言う人は言うよ。だけど構っている暇ないだろ。まさかライバル応援団に
弟子が出来るとはねぇ…」
「自分はやらないのに煩いのはウジャウジャいるよ。気にするなや。かまっている暇はないぞ。」
「ウチの団長(豊田私設応援団副団長)の事ですかぁ?」
「アイツは別問題だ(爆)。」
「コースのどこかで仲間達が居てくれるでしょ。それが嬉しくてね。」
「
あべしー!!」
Bad boys & Girls がロックンロールを奏でている。
さぁ、レースは残り3時間。
24時間の向こう側を見たいんだろ?
疾れ。疾れ。
前へ。前へ。
~ つづく ~
Posted at 2024/05/30 19:36:06 | |
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Nジャン レポート | 日記