
ボクがクルマに興味を持ち始めたのは、丁度ウチの上の娘くらいの頃。
まだ石油ショックを引きずっていた頃でスーパーカーブームもまだだった。
クルマを段々知ることになったのだが、やはり子供だったのでスポーツモデルに魅力を感じていた。
ポルシェ・フェラーリの存在くらい知っていたけれど、見たことないクルマ達。
もちろんスカイラインが好きだったのは言うまでもないけれど、GT-Rは既に生産していなかった。
そうとも知らずに、カタログや雑誌を見ても存在せずプラモデルやミニカーにあったGT-Rはボクにとって「謎」のモデルだった。
ケンメリGT-Xだけが現実的な「夢」だった。
トヨタ2000GTはボクと同い年(笑)。
生産中止はなんとなく理解できた。
「クルマは高い。」オヤジとオフクロがよく口にしていた。
我が家は、普通にセダンの購入という事でも「夢」だったからだ。
トヨタ・セリカLB、マツダ・サバンナGT…
スポーティなクルマは存在したにせよ決定的な国産スポーツカーは…
そのクルマの存在を知ると忽ち魅了された。
日産フェアレディZ。
フラッグシップの240ZGは新車販売されていた。
2人乗り、国内最大級2400cc(当時)というまさに「夢
※1」のクルマだった。
※1当時は2000ccの排気量を越えた車両は2000ccの車両の倍近い課税となっていた。
そんなクルマを日産だけが売っていた。
オヤジはよく「フェアレディ」を言った。
「アレは凄いクルマだ。日産のスポーツカーで高いクルマだよ。」
国産車でスポーツカーと言えばフェアレディZというくらいだった。
いや、当時はフェアレディZしか存在しなかった。
もちろん当時の我が家は購入対象になるワケがない。
それでもフェアレディZが存在するだけで特別だったし嬉しかった。
間もなく新たなフェアレディZが登場する。
NジャンにとってフェアレディZには特別な思いがある。
「あんなクルマを販売する日産には叶わない」と言うようなクルマであってほしい。
今となっては、他のメーカーもあのテのスポーツカーは作れるだろう。
しかし実際に売っているのは日産だけなんだよ。
¨Zの存在¨
Nジャンにとっても「Z
※2」なんだよ。
※2 日産フェアレディZの「Z」の意味はアルファベットの最後の文字であり「これ以上ない」とする。
※画像提供:フォトヤマさん
Posted at 2008/11/21 21:06:35 | |
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