
何書こうか考えていたのだが…
そろそろネタ切れか!?
そこで思いついたのだけれど、ボクがクルマに興味を持ち始めた頃のシーンを書いてみようか。
今から遡ること36年前。
当時小学校1年生。
我が家に初めてクルマがやってきたことにはじまる。
スーパーカーブームが訪れる2~3年前の事。
従兄弟が夏休みに遊びに来て、プラモデルのスカイライン(ケンメリ)を作った。
スカイラインに夢中になっていた頃、親父がフェアレディZを教えてくれた。
笑っちゃうけど、初恋の女の子の家のクルマがブルーバード。
この3拍子で日産ファンになった。
単純な男である。
あの頃、石油ショックが尾を引いていた。
国産高性能車は全て息を潜めていた。
それでも若者達はクルマがステイタスだった。
アメリカでコークボトルライン(ファストバックスタイル)が流行ると国産車も右へならえで一斉に流行。
クルマの性能というより、どちらかというとスタイルを重点に置いていたと思う。
若者達は、車高を落とし、フロントスポイラー(チンスポイラー)、リアスポイラー、オーバーフェンダーなど当時のレースカーを手本にモディファイしていた。
ライトカバーやリアウィンドバイザーも流行ったし、水中花のシフトノブ、バイバイハンドといったグッズが飛ぶように売れていた。
何を隠そうウチの親父もその口だった(笑)。
ハヤシ・ワタナベ・スピードスター・弥生などのホイール+ワイドタイヤが大人気。
チューニングと言えばソレ・タコ・デュアル
※の時代。
※ソレックス(キャブレター)、タコ足(等長エキゾーストマニホールド)、デュアル(2本出し)マフラー
そんな時代だった。
アルミホイールを買えないユーザーはホイールリム(はめ込み式のメッキリング)を嵌めたり。
だが、車検は今みたいに緩和されていない。
一切の改造はNGで、車両整備不良のキップを警察から切られ、罰金まで発生した。
ローダウンすらダメだったし、エアロパーツもメーカー販売装着許可車両以外NG。
車検毎にノーマルに戻すのも一苦労。
トヨタ・セリカLB、トヨタ・レビン/トレノ、日産・フェアレディZ、スカイラインGT、ローレルSGX、マツダ・サバンナGT、ルーチェ グランツーリスモ、三菱・ギャランGTO、いすゞ・117クーペなどが若者の憧れ。
しかし、自動車には大気汚染の問題もあった。
排気ガス規制がかかって高性能車は皆無の時代。
それでも若者はクルマに夢中になった。
富士スピードウェイでレースがあれば毎回何万人の観客が集まった。
グラチャン、F-2、ツーリングカー…
本格的な高性能車の幕開けは、80年代のトヨタの高性能ツインカムエンジン、日産のターボエンジン、マツダの高性能ロータリーエンジンの登場まで待たなければならなかった。
最近、クルマ離れを耳にするとあの頃を思い出す。
※画像提供:フォトヤマさん
Posted at 2009/09/24 22:25:20 | |
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クルマ | 日記