
現在のS耐の前身、N1耐久シリーズ。
91年よりシリーズとなって当時人気だったGr.Aよりも改良を狭めた市販車レースだった。
現在のS耐もその流れでSuperGTよりも、市販車に近いレギュレーションだ。
N1と呼ばれるモデルやスポーツパーツはコレである。
N1開幕当初、面白い事にタイヤは市販車用のタイヤを使用することであったし、市販車と同じでホイールのボルト&ナットが4本~5本だった。
タイヤ交換ともなると大忙し。見ている方は楽しかった。
レギュレーションは年々変化していく。
レーシングタイヤの使用を許可したため、市販タイヤの試験的要素が無くなったとして早々とブリヂストンが撤退してしまった事を記憶している。
N1カテゴリーは車種が豊富だった。
そしてどのクラスにもライバルが存在したのだった。
クラス1は、日産・スカイラインGT-R、三菱・GTO(ギャランVR-4)、マツダ・RX-7、トヨタ・スープラ。
クラス2は、BMW・M3、ホンダ・プレリュード。
クラス3は、ホンダ・シビック、トヨタ・カローラ、日産・パルサーなど。
クラス4は、ホンダ・シティ、スズキ・カルタスなど。
やがて時を経て、スバル・インプレッサ、三菱・ランサーなどがエントリーする。
若かりし頃、スカイラインGT-R見たさにN1耐久を見に行った。
富士スピードウェイで行われるのはだいたい6月。
梅雨の真っ只中。
でも本当に楽しかった。
スタート前は必ず、ボクはグランドスタンドに居た。
プレゼントの投げ入れがオメアテなのだ(笑)。
スカイラインGT-Rのグリッドはとてもじゃなくて行けない。
人気殺到だったし、プレゼントキャッチなんて厳しかった。
なので、後方グリッドに陣取るNジャンさん、2▲歳(当時)。
スポンサーグッズでもキャッチできたらもう満足。
ところが…飛んできたのは某ディーラー商品のマグカップ。
「コレ…どうしようか。。。。 どう考えても展示会ご来場記念品の在庫だ。。。。」
そして、いるのは怪獣「ブースカ」と「ウルトラマン」。
ブースカ・シビックのキャラクターがゆるくて微笑ましい。
土砂降りの中、雨合羽着込んで第一コーナーの内側に行った。
耐久レースなので色々見ようと思っていた。
コカコーラ・プレリュードがコースアウト。
必死にコントロールするドライバー。
なんとヘルメットの中までちゃんと見えた。
グラベルに捕まらない様、見事に脱出。
同行人の知人(♂)がボクに言った。
「すげえ!あのドライバー、誰なの?」
「アレが土屋圭市だ!」
王者、スカイラインGT-R。
それを追い掛け回すRX-7やスープラ、GTO。
もう、あまりにも多車種豊富だったから愉快でしょうがなかった。
クラス3はノーマークだった自分が恥ずかしい。
王者ホンダ・シビックになんと日産・パルサーがバトルを開始!!
エキサイトするNジャンさん、2▲歳(当時)。
「GNPだ!!」
「は?」
←国民総生産の事だと思ったらしい。
「ガンバレ、日産、パルサーだよ!!!」
Posted at 2010/05/25 22:04:56 | |
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