
少年時代に憧れ、夢が叶って現在に至るNジャン号。
登場した当時、ハイソカーブームの次に来たスポーツカーブーム。
人々は憧れのスポーツモデルを手にすることが出来た。
しかしブームというのは去るのも早い。
次に来たのはクロカン4WD、ワゴンと行ったRVブーム。
アウトドアがもてはやされ、キャンプ、ウィンタースポーツ、サーフィンなどが盛んだった。
実は、若い頃スポーツモデルに乗っていた友人達はみんなRV車に乗り換えていた。
スカイラインGT-Rなんぞに夢中になっていたのはオイラ一人。
友人達に誘われてBBQに行った事がある。
完全にオフロードの場所で我が愛車は離れた所に駐車し、そこから乗せてもらってベースを設けた。
他愛ない話をしながら目の前で肉を焼いた。
「どうだ。RVの醍醐味は。」
その言葉に「いいねぇ。」と言ってはみたものの本音は面白くなかった。
一種の例えだけれど、ロックのファンにレゲェを薦められてもネェ。その逆も言える事だし。
信じたら頑固なオイラ。
わざわざ乗せてもらわなければならないのでついつい遠慮してしまう。
それからというものの、参加する事はねぇ…
やがて人生の節目というか、仲間内はみんな結婚して行く。
既に一緒になっていた人間もいる。
普通はそうだろうね。
さぁ、そうなったらミニバンの登場。
事実ミニバンもブームになった。
それも高価なビッグボディのミニバンが主流。
「オレには縁が無いや」と言って乗り続けていたNジャン号。
そんなオイラもやがて人生の節目を迎えた。
ある日、「降りる時が来たか」と女房殿に言ったら止められた。
彼女曰く「この人からこれだけは奪ってはいけない」と思ってくれたらしい。
我が家もミニバンを検討する時がやってきた。
二人目の娘の誕生、年老いた両親。
高価でなくていい。
シンプルでいい。
でもちょっとだけ…(笑)。
通勤には赤バッジは勿体無いだろう。
職場の往復だけだし。
Posted at 2012/05/23 19:34:58 | |
トラックバック(0) |
カーライフ | 日記