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Nジャン(N-JUNKIE)のブログ一覧

2018年09月24日 イイね!

4日間のブルース #3

4日間のブルース #3 ※タイトル画像はイメージ(https://publicdomainq.net/operating-theater-hospital-0002901/)で実際とは異なります。

~Nジャンさんの長い日 中編~

「担当の〇〇です。」
「助手の▽▽です。」
「助手の◇◇です。」


「お願いします。」

「こちらで仰向けになって寝てください。服を全部脱ぎます。」

担当者サンと助手さんが談笑している。
オイラの緊張感を解すためだろうか?
それともルーズなだけなのか?

どうあれ緊張で会話の内容はオイラの耳に入ってこない。

先生が登場。
「宜しくお願いいたします。」

女性二人、男性二人の合計4人だ。
「Nジャンさん、麻酔(下半身)を打ちますので横になってください。」

腰に注射が入る。
痛い…
「これが聴いていた痛みなのか。」

「もう一回入りますよ。」

思いっきり押されるような強い痛み。

「はい。上を向いてください。」

「Nジャンさん、これ冷たいのわかります?」
鉄のブロック状みたいなモノを手に当てる。
「はい。わかります。」

「これ足に当ててますが、わかります?」
「わかりません。」

「これ腹部に当ててますがわかります?」
「わかりません。」

「これ、胸部に当ててますがわかります?」
「わかりません。」

「首はどうですか?」
「はい、冷たいです。」

「麻酔は上半身方向にも行っているようですね。」

「Nジャンさん、足の指、動かしてください。」
「動きません」

「Nジャンさん、足首、動かしてください。」
「動きません」

「Nジャンさん、排泄の方なんですけれど、管でするタイプと容器でするタイプがありますが、どちらが宜しいでしょうかね?」

「皆さんどうなされます?」

「管の方が楽だという方が多いですね。」

「じゃ、そうしてください。」

「それでは管が入ります。恥ずかしいでしょうけれど、下を脱がせますね。」

げ!マジか!
助手のお姉さんち、結構若いぞ(汗

羞恥心を捨てるしかないNジャンさん。
「くちょー!」

「管入りますね。麻酔は効いていますからね。」


しかし、気持ち悪すぎる…
うぇ~ん…!!!!

「入りましたよ。手術は30分くらいです。」

先生が口を開けた。
「それでは只今より、右膝膝半月板損傷による半月板切除術を行います。」
↑うろ覚えです(さすがにオイラは緊張していてあまり耳に入ってきませんでした)

助手の皆さんが「はい。」と一致。

「Nジャンさん、足に針が入っていますがわかりますか?」
「わかりません」

・・・・・・・。

電子音だけがピッピッピッとだけ響いていた。

「患者さんにモニター見せて」

先生が説明。

「コレが半月板なんですが、かなり擦り減ってますね。」
そこには薄い綿の端がほつれているような半月板が。

「コレが軟骨なんですが、少し傷んでますね。わかります?」
「はい。」

「半月板切除でしばらく様子を見ますが、それでも痛みが発生するようでしたら、矯正を加えた手術を改めて行います。」
「はい。」

「Nジャンさん、もうすぐ終わりですからね。」

「はい。終わりました。」

服を着ますね。
ベッドを移します。

下半身にまったく感覚が無いオイラ。
全員総出での作業。

「はい。病室に行きますよ。」

ベッドごと移動するオイラ。
「TVドラマでよく見るアレか?」と思った。

「はい。ご家族の方です。」
思いっきりニヤッとしてやったオイラ。
強がりなのもミエミエなんだろうけれども。

病室へ戻って、看護婦さんが段取りをする。
「足は動きますか?」
「動きません」

そのあとは女房殿と二人きり。
少し会話をしたが、女房殿は「アタシ、これ以上いても何もできないよねぇ。」と言い出す。
「そうだな。子供達そろそろだろ?」
「うん。」
「お疲れ様」
女房殿は帰宅。

「下半身は誰のもの?状態」になっているが、上半身が動くようになっているオイラ。
i-phoneとイヤホンで音楽を聴こうとしていた。

看護婦さんが夜勤番の看護婦さんに交代。
前日もそうだったけれど、若い看護婦さんが担当についてくれる。
若いのはいいけれど、少々ぎこちないのは仕方ないネ…。



相変わらず部屋の外が騒がしい。

「またトイレ?何回行けばいいの?」
「仕方ないだろ。行きたくなるンだよ。」
「出てないじゃない。」

ダメだこりゃ…

~つづく~
Posted at 2018/09/24 15:42:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドキュメント Nジャン | 日記
2018年09月24日 イイね!

4日間のブルース #2

4日間のブルース #2~ Nジャンさんの長い日 前編 ~

2018年9月21日(金)。
前日から続く雨。
カーテンを開けて雨の風景を見渡す。
駐車場に赤いフェアレディZ。
雨に映える赤ってイイものだ。

看護婦さんはこの日の日勤さんに交代。
前日の看護婦さんとは違う方。

「おはようございます。」
「昨夜は眠れましたか?」
「いえ、あまり眠れませんでした。」

「Nジャンさん、今日が手術ですね。」
「はい。」
「緊張されてます?」
「いえ、大丈夫です。」

大ウソつきの自分。
本当は逃げ出したくてたまらない。



アサイチに点滴。
点滴で栄養を注入するので、食は無い。
断食と言えば断食である。

しかし、若い看護婦さん、点滴の針が的を得ない。
2回やってもうまくいかない。

先輩看護婦さん登場。
これまたうまくいかない。

ベテラン看護婦さん登場。
4回目にしてやっと安定。
「さすが!」と新人さん。

てか、4回も痛いメに逢ってるオイラは放置かいなw

周囲は朝食時間。
美味しそうな匂いが漂ってくる。

「くちょー、我慢我慢。」



特別面会許可証を持った女房殿が登場。
頼んでいたモノを持ってきてもらった。

向かいのトイレが賑やかくなってきた。

「またトイレ一人で行ってる。看護婦さんのいう事きいてくれないかな?」
「だから、迷惑かけてないから。」
「一人で勝手に行ってるのが迷惑だっていってるの!」

女房殿が言った。
「何?アレ。」
答えたオイラ。
「昨日からやってるお年寄り男性と看護婦さんとのバトルだよ(笑)。」

SNSでオイラに励ましの言葉や「いいね!」を沢山頂いている。
今日が踏ん張り時か…

看護婦さんから「Nジャンさん、少し予定が早まりまして12時頃、手術開始予定になります。」との言葉。
女房殿に「オマエさん、お昼どうする?」と聞けば、「お父さんがやっている間に食べるよ。」との事。

「お父さん?私はあなたのお父さんじゃありませんよ」
「イカスミのパスタ。」
と静岡人でないとわからないギャグを飛ばすNジャンさんは、女房殿相手に思いっきりスベってる。

「Nジャンさん、お時間です。」
女房殿と看護婦さんと一緒に業務用エレベーターの乗るオイラ。
点滴入れっぱなし。

手術室ゾーンへ。
女房殿とはココで一旦お別れ。
緊張感がピークのオイラ。

逃げてぇ… 
逃げてぇ…

手術室は温度設定が低かった。
寒いくらいに。

怖い…
怖い…

「Nジャンさんこちらです。」

いよいよ自分との戦いが始まった。

~ つづく ~
Posted at 2018/09/24 14:06:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドキュメント Nジャン | 日記
2018年09月24日 イイね!

4日間のブルース #1

4日間のブルース #1※これは、記録という事でのブログアップとしてご理解いただけるとありがたく思います。

~ 心境複雑 ~

2018年9月20日(木)。
天気は雨。
時折強く降る程。
51回目の誕生日だった。
しかしこの日、入院生活始まりの日でもある。

症状についてご存知ない方はこちら(https://minkara.carview.co.jp/userid/116827/blog/41930357/)。

朝から雨模様だった。
午後になって女房殿と病院へ。
駐車場は混雑。
こういう時に限って歩行を強いられる。

入院の手続きを行い、指定されている部屋へ。
残念ながら街の方ではなく山の風景広がる棟だった。

部屋を共有される方々にご挨拶。
日勤の看護婦さんからご説明。
オイラは着替えて、ベッドに座る。
女房殿は準備が整ったら、娘たちのお迎えもあって帰宅。

窓の外は雨。
正直殺風景だけど、緑色が映えるのはやはり良いモンだ。



看護婦さんは中堅の方と見た。
「明日、手術という事ですね。緊張されてます?」というお言葉。
オイラは答えた。
「いや、っていうか、経験者が周りにいるのでハナシ聴いていますから。」と少々強がり。
ま、そんな事は看護婦さんにはバレバレだろうけれども。

i-phoneに入っている音楽をイヤホンで聴いていた。
やっぱり自分一人で聴くってのが良いね。



手に持つのは、だいたいこういうの(笑)。



単なる前泊。 
右足に多少支障はあれどピンピンである。

部屋の前は車椅子利用者用のトイレ。
外科病棟であるからして不思議じゃない。

しかし頻繁に出入りする患者さんがおられるようだ。
看護婦さんが叫んでいる。
静岡弁でいう「ひなる」ってヤツだ。

「もう、またトイレ行ってる。行くときは看護婦さんに言って!」
「だって行きたかったんだもん」

どうやら高齢男性と若い看護婦さんとのバトル(!?)。

最初は「煩い」と思ったオイラだけど、看護婦さんも男性も真剣なモノだから、第三者であるこちらとしては段々愉快になってくる。
プロスポーツ選手の珍プレーみたいなモノだろう。

「またトイレ?まだ三十分も経ってないよ。」
「ちゃんと看護婦さん呼んで!」
「迷惑かけないから、行きたくなっちゃったんだって。」
「行きたくなったって、出てないじゃない!」

・・・・・・・(笑)。

担当看護婦さんは夜勤の担当看護婦さんに交代。

日は暮れて夕食の時間。
第一印象は、サバの味噌煮込みはあれど、精進料理のように野菜ばっかり。
とはいえ5400kcalある。

「ロクに体も動かしていないのでこれで十分なのかもしれない」と納得しようとしているけれど、自分の中の悪魔が顔を出す。
「ビール!」と…(苦笑)。

当然、アルコールなんぞ飲めず、飲食は22時までという制約。
いかに不摂生していたかわかるというモノ。

TVでプレバトとモニタリングを見ていた。
家なら笑い転げているけれど、この日はそこまでいけない自分。

21時の消灯。
オイラはイビキを気にしてイビキストッパーである鼻のバンドをした(あまり効果はないと思ってはいますが…)。
あまりにも気にし過ぎて眠れない。

周囲の患者さんの方は寝息すら立っていない。
起きているのかな?
そして自分の中にある「手術が不安」という本音。

仕方がないので再び音楽を聴いていた。
間違えて聞いてしまったハードロックでいきなり目が冴える。



時計を見れば日付変更は既に過ぎている。
「眠れない」「眠れない」…

仮眠程度で目が覚めた。
空が明るい。

~ つづく ~
Posted at 2018/09/24 13:03:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドキュメント Nジャン | 日記
2018年09月24日 イイね!

お隣さんのお引越し

お隣さんのお引越しオイラが入院中、お隣さんが我が家にご挨拶に来られたと女房殿。
事前に聞いていたお隣さんのお引越し。
一家4人暮らしのよくあるご家庭だったけれど、お孫さんも誕生した事だし新居を構えたようだ。

我が家が此処へ越してきて十数年。
ずっとお世話になってきた。
前にも登場した国内限定販売のミニクーパー、キャンバストップのオーナーさん宅である。
聞けば車検は切ってしまっているというけれど、ナンバープレートがついているところを見るとウチのスカGと同じ状況だろう。

既に新居へお住まいで少しずつ荷物を運び出していると聞いた。
まだミニが置いてあるけれど、もうすぐいなくなってしまう。
レッカー移動だろうね。

オイラは女房殿に「お隣さんのミニ、オイラにくれないかな?」と少々本気(?)で言ってみた。
「やめてよね!」と即答。
スカGとミニの趣味車の2台体制じゃさすがに良い顔しませんわ(苦笑)。

大変お世話になりました。
あの…ミニ・クーパー、オイラに譲ってくれませんかw



Posted at 2018/09/24 09:49:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2018年09月23日 イイね!

現実へのシャウト

現実へのシャウト※画像:All effects - Photofunia(http://photofunia.com/) 

この4日間、ずっとベッドの上。
持ち込んだ雑誌をめくっていたり、TVを見たり、スマホのアプリでラジオを聴いていたり、同じくスマホで音楽を聴いていた。
特に二日目は下半身の麻酔効いてる時間が結構長くて、音楽を主に聴いていた。

こうしてゆっくり音楽を聴いたのはいつ以来だっけ?
何度も聴いている筈なのに、ギターのリフが案外、雑に聞こえるモノもあった。
何度も聴いている筈なのに、改めて聴くと「グッとくるフレーズ」があったりする。

¨ 誰でも自分から 逃げ出したいと思う ¨

二日前の自分はまさにコレだった。



部屋の天井、あるいは窓の外を見つめながら「これまでの事」アレコレ思い出していた。
もちろん「これからの自分」を考えたり。

世の中の動きなんて複雑だから、合わせようとしてもウネリに戸惑う。

昨夜は消灯後に看護婦さんが少しだけ窓を開けてくれた。
夜風がカーテンを揺らし、秋の虫の鳴き声が聞こえた。
そういう時間は貴重だと思うと眠れなくなった。
その中に自分がいる幸福感に少しボリュームを落として静かなナンバーを聴く。
その時間が「非現実的」に思えてしまう気がした。

PS…やっぱりこの4日間のレポートを書くか。
Posted at 2018/09/23 22:37:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | フリージャンル | 日記

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「【NISSAN】3代目リーフ発表 http://cvw.jp/b/116827/48492013/
何シテル?   06/18 01:07
「治療不可能な日産中毒患者」、「N-JUNKIE」を略して『Nジャン』と申します。 少年時代、スカイラインに魅了された事にはじまり日産ファンに。 ク...

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