鰻屋さんから 約30分で、到着です。桜が 満開でした。
関市の中心部であるのですが、随分とひっそりとしております^^;
ありました、関鍛冶伝承館!
何だか 思ってたより ショボい^^; 入館料300円です。
ポル雄は 伝承館横の駐車場で待機です。
では、中へと参りましょう。
入ると すぐに古式鍛錬の様子が、モニターと 人形で 紹介されてます。
現在では、弟子を沢山持ってる刀匠以外は、油圧ハンマー使ってますけどね^^;
関の刀鍛冶は、元々は 大阪から移住した者で 成り立っておりまして、五ケ伝と云われる 産地五か所のうちでも 一番新しい産地であります。
それでも 約600年前のことですが^^
戦国の、それも 激戦地の近くであり、大量に消費 消失したために、その質は かなり実戦的であり、備前刀のような優美な姿の刀は少なく、刀身の地肌も 大肌で荒れ気味(その分 所見が多いので私は好み)で、波紋も 低くて直刃に近いものが 殆どです。
土方歳三が所持していて 有名になった、兼定です。
彼が持っていたのは 十一代兼定で、人気ではありますが、そこそこの出来具合ですかね^^ 太刀でも300万くらいで手に入りますから。
これぞ、関の孫六! 兼元!
関の三本杉と呼ばれる 尖り愚の目の波紋で有名な 御刀です。
非常に鋭い切れ味であったため、各武将から所望され、一躍脚光を浴び、当時から高値で取引されました。
この 超豪華な刀装を観ても、如何に大事にされたかを物語っております。
多分 この御刀は 1500万以上はするかと・・・・^^;
目釘穴が 4つも開いていることから、多数の所持者を渡り歩いてきたのが判りますね^^
私は これが欲しい^^
ここからは、現代刀匠の作品。
兼房さんの 国宝 山鳥毛の写し。
特徴的な 変り大房丁子の波紋を見事に表現再生しておりますが、本物の華麗で優美な雰囲気には 遠く及びませんね^^;
迫力はありますが、国宝は やはり流石としか言えません^^
私の佩刀であります、藤原兼道。
これは、私の持つ兼道刀匠の お孫さんの作品です。
今や 関鍛冶で 一番人気!兼国。
関では 珍しい、萄乱刃を焼くことで 人気があります。
現在 無形文化財指定です。
美しいですが、実戦向きではありません。
激しく合わせると、焼刃の高い部分から へし折れます^^;
現在 兼国刀匠に 作刀を依頼しますと、太刀で約500万!
ですが、私の懇意にしてる 刀屋さんには 88万で二振りあります^^;
使うには 勿体なく、鑑賞には 物足りない^^; 中途半端な感じがするのでしょうね~。 関モノには 多いんですよね~
私は 使う?使える?のが大前提で所持しておりますので、関モノでも大丈夫なんですが^^
私の刀の使い方、鹿島神流では、脇構え、八相から 激しく打ち付ける刀法なんで、太くてゴツイ 鉄棒のようなゴリッ!とした刀が 必要なんです^^ 切る!というより 撲殺ですね^^;
三尺ある 大野太刀! これ振れる人間 いるのか?
伊勢の刀工、 村正。
村正は 徳川家が 忌み嫌っていたので、外様大名には 大人気でして、大した刀ではありませんが、現在も 大人気。
幕末には、政府軍総大将 有栖川親王の佩刀であったことも 人気の一つではありますが、この短刀はどうでしょう?
人気ゆえに 贋作も大変多くて・・・・^^;
私、本物を多数見ておりますが、肌が 新しいように見えるのですね~
まぁ、真贋はさておき、見た目は 村正です。
うん、楽しく 拝観させて頂きました。
私達が 入館した時は 我等だけでしたが、出る頃には 外人さんも含め、4~5組が 拝観しておられました。
予報通り、雲行きが怪しくなってきましたが、お昼ご飯に出かけます。
日本一の洋食屋!と呼び声も高い お店でして、偶然にも予約が取れましたので、行って来ます!
楽しみです~^^
続く
Posted at 2024/04/15 01:34:47 | |
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