まず 乗り込んで 驚くのが、床面の高さ。
ドアエッジが 遥か下にあるように 感じるくらい 運転席が 高い位置にある。いつも 低い911に乗ってる身には 違和感があったけど、慣れると 高い着座位置は 見晴らしよくて 運転し易いな^^
写真で観るより 内装は 豪華で恰好いいで。
所々プラスチッキーで 安っぽい所もあるけど、シートの革の張り具合もゴールドのパイピングも、ハンドルの革ナメシ具合も 及第点で、高級感だしてるやん^^
惜しいのは シフト横で 大きく不細工にクチを開ける カップホルダーや!
高級車謳うなら 蓋くらい付けたらんかい! 俺は カップホルダー剥きだしのクルマは 高級車として認めへんで!
この クラウン、21インチの大径ホイールを履いて、車重は2tもある。
出だしは 電気だけで走るので、静かだし 非常にスムース。
ボディーもしっかりしていて、嫌な軋み音や 低級なノイズも一切なくて、流石やなぁ~と思わしてくれよる。
大きなタイヤも しっかり受け止める サスにも 感心してしまうんやけど、このフワフワした 乗り心地は どうなん?
確かに 柔らかくて 振動はないんやけど、船に揺られてるようで 酔うわ^^;
もう少し ダンピング効かした方がエエのとちゃうかな。 柔らかい方が乗り味善というのは、間違いやで。
BMWでも Mスポの方が 断然に高級感あるやろ?
可変ダンパー付いてる RSは その辺は上手く作ってるんちゃうかな。
知らんけど^^;
スピード上げると エンジンが始動するんやけど、変速機がCVTということもあって、音が喧しいねん^^;
脚の感じもフワフワ 緩々やし、アクセル開けると 煩くて振動も大きくなるしで、美しい外観に似合わずの デカいだけの乗用車。
ただ ブレーキは タッチも 効きも 及第点。
大きなタイヤ、2tの重量をモノともしないのは ご立派。
山を走ったら 一気にフェードするかもやけど^^;
RSは 変速機は ATやし、ターボやし、もっとスムースに静かに走ると思うんや・・・・・知らんけど^^;
クラウンに乗って、感じたのは、ボルボCX40に乗った時と 同じ味がしたということ。
立派で最新、美しい内外装なんだけど、中身は 30年前の国産車。
そりゃ 最新の技術と 最新の機能を詰め込んだ 新型車なんだけど、味が 古いという事やねん。
こんなん 要らんわ~^^;
新型車でありながら、今ある部品を寄せ集めて 造った、謂わば パイクカーのような 感じ。
多分 たいしたテストもせずに、緩々とテストコース走らせて、コンピュータ解析だけ済ませたクルマなんやと思うで。
一応 RSのアドバンスというバージョンで 見積もり取ったけど、総額730万円になった。
RSといえども、レクサスのパワートレインを流用してるといえども、クラウンのビッグネームを冠してるといえども、730万円・・・・あれ?
以外に安いんとちゃうの?
今時は カローラや ゴルフでも これに近い値がするさかいに^^;
納期は 約7か月。 RS以外のバージョンやったら 値引きもあり・・・ということやった^^
やっぱりな・・・・ トヨタは闇深いで^^;
そやけど、一つ特筆事項があるねん。
それは、ハンドル廻すと それはもう 言葉にならんくらいに滑らか!!ちゅうことやねん。
これは 歴代クラウンに言える事なんやけど、普通は アシストが効くまでの一瞬のタメの 抵抗を感じたり、ラックの噛み合う抵抗や アシストモーターの始動音なんかも、微かに感じたり、取り付け軸や 受けの抵抗や 機関部からの振動も 伝わってくるもんやけど、クラウンは それが一切ないねん!
只々、バターに 熱いナイフを入れるように、高級オーディオのツマミを回すように、滑らかとは こういうモノを言うんだ!と云わんばかりの、精緻で 無に近い 操作感。
これだけは 素晴らしい! 世界に自慢出来るのは これだけ^^;ではあるけど、こんなに 素晴らしい感触のハンドルは、ロールスに匹敵どころか 超えてる可能性もあるかも? 知らんけど^^;
まぁ、それに準じてかも知れんけど、路面状況の情報なんかは、一切伝えてこんけどな^^;
BMWや ポルシェのスポーツ指向とは、全くの逆やけどな^^
ということで、この新型クラウン、おススメではないわ^^;
どうしても欲しいというのなら、RSアドバンスにしときなはれ。
勿論 ドライバーズパッケージ2と ツートンカラーのオプション付けてね。