お気に入りであった料理人が、去ってから 早や一月。新しい料理長の御膳メニューには、まだ 充足感を得られずなので、予約ナシでも提供される一般昼食メニューから選んでみた。
まずは 天麩羅膳定食。
味は 良い。 しかしながら、天麩羅の衣が 厚い。
まるで フリッターのような。 もう少し 粉の溶き加減と 水の温度に配慮が必要。
街の食堂で出すなら、これでも十分だが、1500円の料金で この店構えで提供するなら、高級天麩羅専門店レベルの揚がりを望む。
毎度のことながら、これだけでは 腹持ち悪いので、日替わりメニューであった ソースカツ丼定食も 頂く。
これは、前料理長の置き土産で、鹿児島産黒豚を使った カツに、出汁をふんだんに使った 超甘めのソースが ポイントの一品。
一般的なソースカツ丼と違うのは、カツの上に キャベツやらの野菜が乗っかってる事くらい。
が、一口食べれば、その味にビックリ!!! 美味い!!! 美味すぎる!!! カリカリに揚がった衣に 黒豚の良質な脂の香り。 ソースのフルーティーな香りと 甘さが、ご飯と カツをマリアージュさせる。
そして、シャキシャキキャベツが、後味を爽やかで、滑らかな状態に復元してくれるので、ふた口目をもっと早いスピードで、まるで飲み物を飲むような状態で、食を進める。
ソースカツ丼は 有名地方の有名店でも、色々と頂いてはみたが、美味い!と舌つづみを打つほどのモノではなかったが、このソースカツ丼は文句なしに美味い! しかも 付け合わせの サラダや味噌汁のレベルも高くて 美味しいので、尚更である。
ただ、1100円という このサイズのソースカツ丼としては 高額であるので、賛否はあるところだと思われる。
新しい料理長は 洋食畑の出自なのかな? 何にせよ、素晴らしい力量を秘めてるのは 間違いない。
職人の腕前は 経験以外そんなに 大差はないのが実状ではある。
違うのは 仕事における物事の優先順位をどう決するかだと感じている。 効率ではなく、高幸率を目指す 決定力こそが、職人の良し悪しを決めるのだと思う。
駐車場で 出会った、アイスブルーの ゲレンデヴァーゲン。なんとも 趣味良く 素晴らしく恰好の良い、街中まで 明るく 元気にしてくれるような クルマ。 そんなクルマに 等しい幸せを感じさせてくれた、ソースカツ丼であった。 ご馳走様でおました^^
Posted at 2022/02/17 02:11:16 | |
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