何時頃からだっただろうか、911に興味を持ったのは・・・・。そうそう、あれは 高校3年生の春、背伸びして読んでいた 青年誌の特集記事で、930ターボの登場紹介がされていて、その 豊満なシルバーグレイのボディーを真上から撮影した写真に、目が釘付けになった。
そのギターのボディーのような ハチのお尻のような、格好いいのか悪いのか? 分からんかったけど、なんせ センセーショナルであった。
それから、ポルシェ911という フレーズに対しての 憧れのようなものを抱くようになり、下敷きの間に 930ターボの その写真のページを挟んで、持ち歩くようになったもんだ^^;
家庭教師の村田先生に、「下敷きに 歌手の写真とか入れてるヤツは、受験に失敗するぞ~!」と 脅されたもんだが、「これは 歌手の写真とちゃうでしょ^^; 」と クチごたえしてた^^
まぁ、その頃は 従兄弟が持ってた、ヤマハの水冷50CCバイクの方が身近であったため、911は 憧れ? 夢? 希望?何だか分からん状態であった^^
取敢えずは、間近に迫る 模擬テストと、本番の大学入試を 終えてからだと 自分に言い聞かせてた。
今でこそ 判ることだけど、憧れは兎も角、夢や希望なんてものは、大いなる妄想の起因にしか過ぎないという事。
そんなモノの為に 人は 生きれない^^;
憧れは、存在し、五感で認識出来るモノである故、目指すことも 諦めることも 自由に出来る、生きる為の指標や 目標となる。
ハレて 大学生になり、クルマの免許も取得して、さぁ 憧れの〰ポルシェ!とは ならなんだ^^;
当たり前やよね、若造の 人生最初の愛車が911なんて!有り得んわ! そんなヤツ、おったら 絶対早死にするで、ホンマ^^;
最初は 借り物?ハコスカ2000GTハードトップに半年程乗って、ナケナシバイト金を注ぎ込んで 買った、中古の117クーペが 最初の愛車となったんだよなぁ~。
その 117クーペ、走らん、曲がらん、止まらん、と三拍子そろったポンコツだったけど、ハンドル替えたり、ドアミラーにして、マフラーも換装して、ホイール タイヤも変えて、随分と楽しませてもらった^^;
あの頃から 思うと、 今や 911乗りになってるのは、夢のようであるが、それは 人生の道程の 現在の結果であり、未来にたいして明確な指針や目標があるわけでもない。
ようするに、 あーでもない、こーでもない、と 色々と迷ったり 探したりしてると、たまたま 機会に恵まれた・・・・ 憧れを手にするとは、こんな感じなんだと思う^^
欲さねば、出会いはしても 手には出来ないが、欲しても 出会えないこともある。
しかも、夢にまで見た 憧れが、 手にした瞬間に憧れではなくなる・・・という オマケまで付いてる。
そやから 人生 面白い^^
終わりなき 欲望、それを支えるのが、 生。
生を支えるのは、 食って寝るだけ^^; それ以上は 要りません^^;
これも・・・・
これも・・・・
とっても いいクルマだった^^
もはや 911は 憧れのクルマではない、それだけは 確かに思う。
素晴らしきかな、カーライフ^^、 楽しきかな、我人生^^
Posted at 2023/08/31 02:20:53 | |
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