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2011年12月05日 イイね!

坂の上の 奇跡

坂の上の 奇跡キューズ・モール、 天王寺に 出来た 大型ショッピング街。 その向かいには 超高層の 近鉄デパートビル が 骨組みを 露わに 空へ 伸びている。
街並みは どんどん 変わってゆく。
でも 道は 30年前と 変わらず 記憶通りに 走っている。

動物園から 環状線の レールに沿って 新今宮へ 下る 道。
20年前、 夏の終わりに 落ちてゆく 大きな日が 雲を 赤く染め、その道にも 長い影と 赤いひかりの
コントラストを 見せていた。
夕焼けが 大好きな 私は しばし 坂の上に クルマを 止めて 煩雑な物まで 綺麗に見える 奇跡のショウを 楽しんでいた^^
小さな点であった 物陰が 何であるか 分かるまで 坂を 上がってきた 時 夕焼けより そちらに 気が いった。
頭に 手ぬぐい メリヤスシャツに 作業ズボンの オッサンが 古紙を 満載したリヤカーを 引いて上がってたのだ。 長い坂ゆえ 大変 疲労している 様子であった、 が!
その前に 大きな犬が ロープでもって リヤカーを 引いている。 しかも オッサンは 棒のような物で
懸命に リヤカーを 引っ張る 犬の背を もっと引けとばかりに 叩いていたのだ。

なにすんねん!おっさん!犬かわいそうやろ! 思わず 叫んでしまった。
私の 怒りの 視線を よそに オッサンと 犬は 坂の上に 到着し、 手ぬぐいを 取って 汗を 拭い、
地べたに座って 休憩を し始めた。
リヤカーの もち手に ぶら下げた 袋から 水筒らしきものと ひとつの コッペパンを 取り出した。
そして パンを 二つに 裂いて 明らかに 大きい方を 犬に 与えたのだった。

嬉しいわけでも 悲しいわけでも 夕日が 眩しいわけでもなく 涙が あふれた。
オッサンと 犬は 共に生きる 相棒、 いや 家族なんだなぁー て感じた。
嬉しそうに パンを 食べる犬、 それを 笑みを浮かべてながめるオッサン、 それを クルマの中から
嗚咽しながら 見る 私。 オッサンと 犬は幸せなんだ。 彼等は その日の 夕焼けより 綺麗であった^^

街は 日ごとに 変わってゆくが、 人の 生業というものは 変わらない。 もちろん 人と 犬の 関係も。
家族や 友人、 すべての 人や すべての 生き物においても。

そのときは 自分の 弱さゆえ 泣いたのだと 自分を 責めたが、 今も 彼等を 見て 泣ける自分で
あって欲しいと 願っている。
Posted at 2011/12/05 23:50:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年12月04日 イイね!

栄華の 果てに

栄華の 果てに正月が 近づくと 思い出す、 二年前の 一月 五日 弟が 突然 倒れた。
二万人に 一人の 確率で 発症する 病だった。
私達は 主治医に 呼ばれ 大変危険な 状態である事を 告げられ、彼に それを 知らせないように
言われた。  しかし 彼は 自分の レントゲン写真を 見せろと 集中治療室のベッドの上から 訴えていた。 私は 主治医の 進言を 撥ねて 写真を 彼に見せた。  私なら 見るだろうし、 私達 兄弟は
そうあるべき 環境で 育った。
弟は 私が かざした写真を 見て 「これは ひどいね」 と言って かすかに 笑った。
そして 辛うじて 動く 左腕で 動かぬ体を 叩きはじめた。 彼の腕を 掴んだ私は 彼の頬につたう涙を
初めて見た。 悔しかったんだろうと 思う。 動かぬ体ではなく 自分が その病に 犯されたことに。

彼は 医師で スタンフォード大学に留学中には この病を 研究していたらしい。
彼は 研究医で 直接 患者に接することが あまり 無かったのだが、 病が 彼に 患者を 知らしめた。 患者の苦しみ 悲しみ、 そして 家族の それを 身をもって 経験したのだ。

たとえ 生還出来ても 重い後遺症が残る 病と 彼は この瞬間から 向き合い始める。
約二日の 峠越えを 果たすと 大量の ステロイド投与に 耐え、 転んでも 助けを 借りずに 立ち上がる 地べたを 這いながらの リハビリを 敢行したのだった。
沢山の 同僚医師や 友人 そして家族の 励ましに 応え 二ヶ月後 奇跡の生還を 果たす。
見舞いにきた 若い 美人医師が 彼に 抱きついて 大泣きしたのには 母共々 驚いた^^
人望厚いんや^^と いうより おまえら なんかあるやろ^^ と 母も 感じたらしい^^

今は 仕事にも復帰し、 今までしなかった 外来診療も 積極的に やっている。 噂では 半年先まで
予約で 埋まってる らしい^^
人は 地べたを 這いずり、辛酸を舐めてこそ 強くなれることを 立証してくれた。
強さが すべてではないが 強さは 優しさであり 美しくもあるのだと 思う。

ともあれ 若干の 麻痺が 下肢に残ってるとはいえ 歩け、走れる。 なにより 愛車の ポルシェを
駆ることに ご満悦だそうだ^^  残念なことに ティプトロニックなんだなぁー、これが^^
Posted at 2011/12/04 01:38:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2011年12月02日 イイね!

来春への期待

来春への期待今日 本屋で 雑誌みてたら もう 来春発売予定の TOYOTA86 の特集誌が あった。

プロトタイプの 試乗記事や グレードから オプション装備まで 載ってた。

発売すれば 真っ先に 試乗してみたいと 思ってた クルマだけに 誌面内容には いささか 期待はずれだった。

スバルの ボクサーを 積んでるのだから 大体の感じは 想像できるし 誌面にも 同じようなことが 書かれていて 興味深いものでは 無かった。
トヨタは 見てくれは高品質だが 走行駆動系に 関しては スペックぎりぎりの クオリティーしかない。
200馬力の ボクサーを ぎりぎり受け止めるだけの 耐久性と 走破性しかない ということだ。
スバルの 工場で 組むにせよ スバルほどの オーバースペックは 期待できない。

スタイルも 悪くはないが 華がない。 個々のディテールは そこそこなんだけど 惜しい気がする。
TOYOTA800を モチーフに すれば良かったのになぁー^^

私が 一番 気に入らないのは 大きさ!
幅なんか 1775mmもある。  もっと コンパクトに 出来るはずだ。
トヨタさんの ことだから もうすでに 派生車種も 出来てるんだろうが、 もう少し 割り切って欲しい。
スポーツカーは 小型で 軽量な 方が いいのだ。

満を持して 出てくる割には 趣味性 スポーツ性に 特化してない。 あくまで トヨタだ。 当然なのかもしれないが、 金儲けの為だけの クルマを造る。

MINIのような 高品質 高価格 だが 趣味性高く 一つのブランドとして 成り立つくらいの クルマを
国産メーカーは 作れないのだろうか?
MINI乗ってると 横に フェラーリ来たって 引け目感じなかった^^ 互いに 唯一無二だからだ。
あと100万高くても いいから MINIのようで あって 欲しかった^^
多分 この 86 若者たちは 買わないと 思った。
Posted at 2011/12/02 01:08:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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「値千金 http://cvw.jp/b/1181635/48488956/
何シテル?   06/16 01:40
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