Sモデルとの違いは 走り出して直ぐに解りました。Sにあった 僅かなターボラグが ありませんし、吹け上がりは 刺激的ではありませんが、アクセルに綺麗に追従してくれて リニアで気持ちよく、小径タービンの恩恵が 感じられる エンジンに仕上がってます。
Sモデルでは 走り出して間髪を入れず 2,3,4!!!と矢継ぎ早のシフトアップがなされてしまい、エンジン回転は 低く不動のまま^^;なんてことが頻繁にありましたが、素カレラは 低いギアをキープしてくれて 4000回転くらいまで 引っ張ってくれるんです。
あたかも マニュアルミッション車に乗ってるかのような シフトチェンジ。
私自身の希望する変速タイミングにピッタリで 嬉しくなってしまいました。
いや~、イイです。これホンマにイイですね~。 速さではSモデルの方に軍配が上がるのでしょうが、意にそぐわない加速がなくて 右脚の微妙な動きだけで クルマを自由に扱えるのは 非常に楽しい^^。
スポーツカーは こうでないといけません。
450馬力のSが あの程度?だったので、385馬力のカレラは 遅くて面白くないのとチャウ?と思ってたのですが、全くの杞憂でした。
(リフトアップ中。4cmだけ上昇します。1cm 10万円です^^;)
エンジンはとても好感が持てる仕上がりになってましたが、足回りはどうでしょうか。
Sモデルは OPのスポーツサスが付いておりまして 車高も1.5cm程低くなっておりましたが、望外の乗り心地でした。
4Sに比べて Sでは 若干ハードといいますか、コツコツと固めな印象ではありましたが、それでも 嫌な突き上げではなくて スムースで 滑らかな走りをしました。
992型は全てのモデルに PASMという 可変サスを標準装備しています。 991型用は 初期縮みでセンサーが感知して、伸び側で制御する方式でしたが、992用から 初期縮みで瞬時に感知 制御を行います。
しかも 低高の切り替えもありながら、その可変幅は無段階で 非常に緻密に制御出来ます。 流石にポルシェ、ミニの二段気切り替えの出来損ないとは 雲泥の差であります^^;
そんなサスなんで カレラも スポーツカーらしい 素晴らしい乗り心地でした。 とは言っても 決して柔らかい訳ではありませんが。
Sモデルと比べると まだ少し硬い?と感じる程です。
タイヤ銘柄? サスセッティング? 空気圧?などと説は色々あるとは思いますが、 私は Sと変わらんのではないかな?と思っています。
Sよりも硬い!コツコツする!と感じるのは 非力なカレラは柔らかいはず!という 先入観があるからでは?ないでしょうか。
フロントのストラットサスは Sモデルと同様に 縦方向に しなやかに追従しておりますが、 リアのマルチリンクサスに 少しS以上の渋さというか 撓りの弱さを感じておりました。
スポーツクロノを装着しますと モード切替スイッチだけでなく もれなく磁性体封入式可変エンジンマウントなるモノまで 付いてくるそうで、こいつが 常に中速回転まで吹け上がるエンジンに反応して 硬い側に切り替わってる為ではないかと 推測しております。
いずれにせよ、私にとっては 全く問題なしの乗り心地ですし、スポーツカーってこんなもんでしょ^^ って思いますがね。
カレラは 素のスポーツカーで、 Sモデルは パナメーラの2ドア版でGTとしての 要素が強く、ポルシェの中で 棲み分けが成されてるのではないのでしょうか。
私 素カレラは気に入りました^^ Sモデルは正直言って 湿気たセンベイを食べたような^^; 微妙な感じだったんですよ。
先代以前のGT3モデルでも探そうかな?まで考えておりましたが、これで腑に落ちました。
最新モデルは 最良モデルと ポルシェは云われますが、旧モデルに触れてみますと やはり そう感じてしまう自分がいますね^^;
991型が出た時は もうこれ以上恰好いい911は出ないだろうと 思ってましたが・・・・・ 992型は よりモダンで クラシカル。機能優先デザインのギリギリを責める 素晴らしい形だと感じています。
ディーラーさんからの帰り道、 夕暮れ時の ハイウエイから見えた 景色に感動を覚えました。 紫色の空、漆黒の山並み、山裾に宝石のように輝く灯。 まるで 私のカーライフの前途を祝ってくれてるようで^^
クルマって こういう経験をさせてもらえるので、止められませんよね。
美しい景色が 後ろへ去ってから JCWをフル加速させてみました。
いや~、コイツも やっぱり イイです! 刺激的ですわ^^
素晴らしいクルマ達に出会えて、 幸せ者ですわ~。
Posted at 2020/12/29 02:09:59 | |
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