新型?といいましても、デビューしてから 一年近くになります スバルBRZに試乗して参りました。前期の 86にも乗っておりましたが、中々 よく出来たクルマだと 感心しましたが、今回のBRZは それ以上に 完成度が高く 素晴らしいクルマに 成長しておりました^^
86と比べますと BRZは 落ち着いた高級車という 感じがしまして、爺の私には ドンピシャなセットとなっておりました。
見積もりを頂きましたところ、10万円の値引きも入れまして フル装備で400万円きっかり!
これ、安いです。
スタイルは 前作よりも 抑揚もあり、恰好良くはなっておりますが、相変わらずの 子供っぽさ^^;
これが 国産車の限界か?と感じましたが、MAZUDA ロードスターのように素晴らしいのもあるのですから、もう少し 頑張ってもらいたかった。
スバルに これ以上求めるのは 酷ですかね^^;
しかも、内装も同様の 子供っぽさ^^;
そして プラスチッキーな部品だらけで、安物感が 大噴出!
ジムニーと 大して変わりません^^;
ただ、ハンドルのリムが 細くて 断面形状が三角で、とても握り易いのには 好印象でした。
スポーツカーといえば、やたらと太いハンドルにしてくるメーカーが多い中、本物の使い易い部品を 与えてくるところは、流石 質実剛健なスバルの面目躍如と感じました。
今回の試乗車は なんと MT! 3ペダル!
このMT、ビックリする位に 剛性が高くて、ガッシリした 操作感。
ストロークも 適当で 素晴らしい。 縦方向に4mm短く出来る クイックシフターもOP設定出来るという こだわり様。
クラッチも 最近乗ったクルマの中でも ピカイチの重さ^^;
特に 戻りの反力が強すぎて、半クラが大変^^;
渋滞に巻き込まれると 左足は 五分で死にますね^^;
ブレーキの踏込み剛性も 何じゃこりゃ! 石を踏んでる?ってくらいに高いし、制動力も 自分の意思通りに立ち上がるので、すべての操作系が 素晴らしい剛性感で 統一されているのもあって、リズムに乗った 運転操作が出来て とても 楽しい^^
敢えて 試乗車を MTにしている 理由が分かりました。
エンジンは 2.4Lの 直四を縦置きしてますが、普通ですかね^^;
とても静かで スムースに噴ける、良いエンジンではありますが、スポーツカーの心臓としては 迫力不足というか、尖がりが足りないですね。
Aペダルと Bペダルが 揃ってなくて、ヒール&トゥが 出来ない配置になってますが、そんな 面倒なテクを使わなくとも しっかり走れる フラットトルクのエンジンです。
最大トルク回転に張り付けなくとも、過渡特性で 十分速く走れそうで、そこんとこは ポルシェ911と 同様の水平対向でしょうか。
まぁ 何もかもが ガッシリしていて、 脚も フラットな姿勢を始終保ってくれますし、スムースで 上品で 静か。
内装のデザインは 頂けませんが、ミシリともコツっ!ともいわないし、安っぽい ビビり音も皆無!
とてつもない 高級車をMTで 流してる感じを 思い浮かべて下さい。
ロードスターに乗った時も 思いましたが、最近の国産車は 良く出来てる^^
本当に 世界に誇れるレベルに達しています。
ただ、今回のBRZでは 試すことは出来ませんでしたが、友人のSTIを運転した時に 四駆でありながら 高速域での 座りの悪さが露見しており、今だ 全域での性能は 外車には 敵わぬか?と。
今回の試乗で 一番気になったのは、Bペダルの取り付け剛性の弱さ。
縦方向の踏み込みは しっかりと受け止めるのですが、横方向に揺すると カタカタと揺れて 音を発てる始末^^;
勿体ない、あまりにも 勿体ない。
これさえ クリアしてたら、BMWに並ぶ 名車と 評価出来たのに^^;
内外装のデザインと 仕上げが 何とかなれば、スバルは 素晴らしいクルマを造れる メーカーとして、世界を席巻出来るでしょうね~。
Posted at 2022/09/29 01:31:31 | |
トラックバック(0) | 日記