制作依頼していた 刀掛けが 出来上がったと云うので、受け取りに行ってきました。思ってたより、デカくて 重かった^^;
ポル雄のトランクには 納まらなかったので、後部座席へ・・・・
こういう時に ポルシェのバックシートは 役に立ちます!
持ち帰って、早速 組み立てです。
ほぞ穴に 差し込んで、竹楔を打って、固定する方式でした。
完成~。 八本掛けです。
今までは、二本掛けを 複数使っていて、纏まりがなかったので、これで一段落しそうです。
これで 打ち込み用の木刀や 四尺棒も 掛けれるので 便利になりました。
今まで 木刀関係は 傘立て^^;に立ててましたので、可哀想でしたからね~。
研ぎも 新しくて さらっぴんですが、一応 お約束の お手入れを。
本来は 白鞘で 油を引いたまま 保管されているので、このポンポンで打ち粉を撒いて、払い紙で 油を吸った粉を ふき取り、新な油を引き直して、白鞘に納めて 完了なのですが、この兼道は 拵に入ったままなんで、油は 付いてません。
何故かと申しますと、拵の塗り鞘の内側に 油が付きますと、表面の漆が剥がれてしまう恐れがあるからです。
鞘は 消耗品ですが、本漆塗りは 今では高価ですから^^;
ですので、今回は 油を塗って、打ち粉(雲母砥石の粉)に吸わせて、綺麗に払って 御終いにしました。
油は 丁子油といいまして、クローブの実から採れる油で、サムライはこれを 鬢付けとしても使ってました。
金属のような 独特な匂いがしまして、町人が使う 甘い香りの鬢付けとは違い、太刀を帯びてなくとも この香りで サムライと判断出来る様に なっていたそうです。
今は 劣化の遅い 科学合成油を使う事が多くなってるようですが、私は 子供の頃から 祖父の傍で この香りを嗅いでますので、こちらの方が何だか安心してしまいます^^
う~ん^^ 美しく仕上がりました~^^
肌目も 綺麗に 見えてますね~。
名工が、魂を込めて打った 芸術的名品‼ とくとご覧あれ^^
Posted at 2022/12/01 01:33:15 | |
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