
週末の天気予報をチェックしていると梅雨の合間の晴れマークが一ヶ所・・・これは遊びに行くしかないと山を物色(笑)。梅雨ですから人出も少ないはず、シーズン中には行けないメジャーな山を、ということで谷川岳をターゲットに。
谷川岳はその標高(1977m)にもかかわらず、「魔の山」と呼ばれる山です。でも遭難者の多さは冬季の厳しさと岩登りのメッカだから。一般登山道で、しかもロープウェイを使えば比較的登りやすい山、というのが私の認識でした。実際高校生の時単独行で夜行日帰りをした時の印象もあり、登りはロープウェイ、下りは自力というプランにしました。(この選択が大きな誤りだったのは、後述しますw)
昨日土曜日、出発したのは朝5時過ぎ。関越道を100Kmほど走り山麓のロープウェイ土合駅についたのは、予定通りの7:30。ガラガラの駐車場(6階建ての立体駐車場!)から直結のロープウェイに乗って、一挙に1300mの天神平に到着。8:00過ぎに歩き出します。(
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登りコースタイムは2:30ですが、時折見える稜線を目指しグングン高度が上がっていきます。前回グダグダだった
荒船山に比べて登りは絶好調。コースタイムより早く肩の小屋を過ぎ、2つの山頂「トマノ耳」「オキノ耳」に到着。東側(太平洋側。有名な一の倉沢やマチガ沢)は雲で全く見えませんが、西側(日本海側)は雲の合間に広大な風景が見えました。素晴らしい高度感、広がりにしばし感動。昼食を採って、「やっぱり谷川岳はイイネ」なんて気楽に言いつつ下り始めたのは12時頃。(ギャラリー
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西黒尾根は下り高度差1200m。高校生の頃登った印象ではグイグイ高度の上がる「歩きやすい」尾根道・・・だったのですが、恐ろしいことにトンでもない記憶違いでした(笑・・・いや笑い事じゃないっす)。やせた岩の尾根、下り始めると足のすくむ急勾配。ガスの中で視界が短いのが撤退の判断を遅らせた・・・視界が良ければ両側1000mの落ち込みの尾根道なんて恐くてすぐ引き返したなぁと。
最初のワンピッチ(コースタイム50分)で2時間以上掛かってしまい、妻は足の指が痛くなって消耗モード。それ以降は樹林帯なので少しはマシになるかと思いましたが勾配の急さは変わらず、すでに消耗モードなのでスピードも出ません。ゆっくりでも動き続けられるように(動けなくなったら、つまり遭難なわけでして)タイム度外視でゆっくり下ります。結局下山したのは17時過ぎ。妻の精神力の強さのおかげで遭難は免れましたが、5時間以上もかかって下山時に体力は全く残っていませんでした(笑・・・いや笑い事じゃないっす)
今回は登りの好調さと、古い記憶の勘違い、が驕りとなりました。
ボロボロ筋肉痛を抱えながら、今後の戒めといたします。
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Posted at
2009/06/21 14:37:15