
重くて暗いバックグラウンドの上を、軽やかな明るい色が踊っている。全体のトーンは整っているのだけど、時々明滅するイタズラな斑点が全体を細かく震わせる・・・7th Codeだ。
子供の頃は、音楽を聴いても友達達には色が見えない、ということに驚いたものだ。今では、友達達が普通で、音に色を感じる(というか「見える」)私の方が普通ではないのだ、ということは良く分かっている・・・いや頭ではそういう世界がある、ということは理解出来るのだけど、気持としては割り切れない。
せっかく色彩豊かな
音楽を見ることが出来るのに、その楽しみをほとんどの人々が知らない、というのはなんて残念な事だろうと思う。
テレビで、カレーを指で食べるインドの人が「せっかくの美味しい料理を指でも味わわないのはもったいない」と言っていたのだけど、まさにそんな感じ。
もったいない。
子供の頃だけど、私が
共感覚を持つことに気が付いた母が見せてくれたディズニーの古い映画で、音を振動のアニメーションや、色で表現しようとしたのもあったけど、私の感じる色とは全く違うのでむしろ当惑した。私の見える色とは違う、と言うと母は少し悲しそうに「そうなのね」と言った。
でも、このグラフィックはなかなか良い感じ。
全体的にはほとんどが白い光りだけど、時々ハッとするような美しい色の瞬きが現れる・・・そこに何かの法則はないようだけど・・・いや、何かのルールはあるのかな?良く分からないし、映像自体が短いからかも知れないけど、色がライン状に移動していく様は、ちょうど音階が和音の階段を登るように見える。
厳密に言うと、音階の変化がこういう色の変化に私には見える、のだけど。
このグラフィック映像は、友達がDVDに焼いて私にくれたもの。理由は解らないけど、今まで見た中では一番心惹かれるヴィジュアルだ・・・彼女にお礼しなきゃ。
”Hi,HAL!
Thank you for the video present :)
It!s so COOL! and I LOVE it!
Thank you
Stay Cool! Syne"
----------------------------------
404NotFoundシリーズ
ブログ一覧 |
▽404NotFound | 趣味
Posted at
2011/02/02 23:45:40