★高速道路不正通行が増えている？

先週あたりのニュースで、ETC導入以来高速道路の不正通行が増えているとのこと。
以下一部抜粋
平成14年度が約10万台0.8億円だったのに対し、昨年平成17年度は約36万台2.6億円ちかい被害となっている。
だそうです。
　不正通行自体を是とするわけではないのですが、この数字ホントに「増えている」のかちょっと気になって調べてみました(俺は暇人かｗ)。
　ETC普及率のグラフを見てみると一日あたりの利用台数が
平成14年度　 20万台/日ぐらい。
平成18年度　487万台/日だそうで、
つまり20倍以上の伸び率なんですね。

それに対して被害額は
10万台で0.8億→36万台で2.6億
と3倍強の伸び率。

利用者が20倍になったのに、不正は3倍ちょっと。

・・・果たして、ホントに不正が「増えた」と言うことなのか？むしろETCに関しては「ちゃんと払っている人が着実に6倍に達した」という事ではないのか？

※厳密にはそれぞれの、ETC以外も含めた不正通行の総量も合わせて検討しないと有意な統計にならないと思います。ETCが不正利用を増大させているのか？それともただ単に不正利用がETCに「移行」しただけなのか？そこを知りたいですね。

正直言って日本の高速道路会社(および道路行政)については、ETC不正利用で「被害を受けている」事をアピールする前に、やるべき事が多すぎるような気がします。年間2.6億円くらい、官僚天下り職員を数人カット(膨大な退職金も含めてカット)するだけでカバー出来るだろうと(笑)
まずはそこからはじめてもらいと思います。