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イイね!
2014年04月13日

★みんなちがって、みんないい

★みんなちがって、みんないい 先日の6ヶ月点検のとき。一時間ほどショールームで過ごしたのですが、そこに「スバル技報」という冊子がおかれていました。中を見るとスバルの社内報的なものなのか、技術的な論文調の解説が沢山載っていました。思わず熟読してしまいましたが、その中でひとつ目に付いた一文を引用します。

これは車の音(騒音や、エンジン音)の調整を行っている部署の方が書かれた一文。退職後の楽しみにピアノを買った、というようなお話からスバルの技術者は趣味を嗜むべきだといったことが書かれていました。以下はその文章の終わりのあたりです。

以下引用・・・
----------------------------------
(前略)
 石の文化の欧州の建物の中での演奏に適合したヨーロッパの個性あふれる老舗のピアノメーカが、昔はたくさんあり、みんなちがってみんなよかった 。ところが、USAの音響効果の悪い体育館やイベント会場に適した、バーンとアタック音を響かせる音響工学を駆使したピアノに押され、その幾つかは衰退し、幾つかは復興した。衰退したままのメーカを見ると、その原因はアメリカの演奏場所に適合したアタック音重視型ピアノ技術を取り入れ、自らの音の個性を失った事にある場合が多い様に思える。
 スバルはこれ等を他山の石とし、同じ轍を踏まぬようにすべきであり、自らと、自らの車作りを客観的に見つめ直す事が肝要である。(中略)

6.まとめ
スバルの音作りと、車作りは、スバルらしさを失わず、その個性を生かして発展させて行きたい。
みんなちがって、みんないい。

----------------------------------
・・・引用以上


たしかに、そうです。

いろいろな車に試乗するのがこの15年以上、私の週末の楽しみでした。「国産車は個性がなくてつまらない」という思い込みから試乗するのはほとんどが輸入車でした。ボルボ、アウディ、VW、BMW、プジョー、シトロエン、アルファロメオ、ポルシェ、フェラーリ・・・etc

みんなちがって、みんな いい  よかった。と思います。

しかし、最近はどのメーカーの車に乗っても、なんとなく同じような乗り心地で、同じようなエンジンで、同じようなトランスミッションで・・・ドイツ車もイタリア車も違いがほとんど感じられなくなってきました。小さな排気量でトルクのあるエンジン。ソリッドでしっかりしながら角も丸いサスペンション。多段自動化で滑らかなミッション・・・もちろんそれは私が欲しいと思う方向性にぴったり合っていてうれしいことではあるのですが・・・
みんないいけど、みんなおなじ。
という感じもします。

・・・・これからどうなるのでしょうね?


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Posted at 2014/04/13 21:33:06

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この記事へのコメント

2014年4月13日 21:50
異口同音ですね。
USA依存の6代目レガシィを見ると不安になっちゃいますよねぇ…
コメントへの返答
2014年4月14日 21:33
アメリカでもコンパクトで密度の高い車が喜ばれる・・・なんてことはないんでしょうねw

今のBRアウトバックでもやはり幅が広すぎるなぁと思うことがあります。
2014年4月14日 8:12
マーケティングや最適化が進み、ある程度以上の規模の会社では怪しい製品が企画し辛い世の中になってきてるとは思うのですが・・・時折ふと思うのは、私自身の感性が歳と共に磨耗して小さな違いの差が楽しめなくなってきてるのかなあと。(独り言)
コメントへの返答
2014年4月14日 21:39
マーケティングってつまらないですよね(違?)まあ大部分は製品側のせいだとして、感性が擦り切れてきたということも考えないといけませんねぇ(笑)
ただ、どうでもいいような小さなことで喜んだり出来るようになってきた、というのもまた事実であり・・・まあもうしばらく言いたい砲台で行かせていただきますw
2014年4月15日 11:04
変わることを一時社是にしてモデルチェンジの成功と失敗を一代おきに繰り返した国産メーカーも有りますが、国産に対しては「いつもおんなじ形ではつまらん」と言いながら、「メルツェデスやBMWはあまり変わらないからいい」というのが日本人の車に対しての価値観でしょうね。つまり外車というブランドはステータス。中くらいのセグメント以下の国産車は「道具」。国産車のマーケティングによれば「こだわりの価値観」というのはむしろ邪魔ではないでしょうか。かつて「これはこうでいいんだ、変える必要はない」とおおっぴらに発言していた英国の会社は車にかぎらずどの商品のメーカーも皆潰れてしまいました。それを今、私のような変人が懐かしみ追い求めているのですが、これが数多く普通になってくるとこだわりではなくなってしまうし興味もなくなってくるんですね。こだわりを手にするということは、「他の誰かとは違う優越感」と紙一重なのかと。
ユーザーというのは勝手なものです。
スバルのような小さな会社のかたくなな「AWD」へのこだわりというのは、マーケティングがすべてという大きくて絶対的な流れが一番だとしてもその中で生き延びるための「スキマ商品」なのではないでしょうか。他のメーカーではやりたくてもノウハウがないでしょうから。「わかってくれる人だけ手にしてくれればいい」なんていう発言は商品を売るメーカーとしてはけしていってはいけない言葉で、数多く売ることは商売として当たり前のことで本気で言っているならそれは単なる負け惜しみだと思うのですが。
マーケティングの結果と自身のこだわりとのせめぎあい、どちらをどう配分するかのさじ加減は経営陣の責任の重さといっても言ってもいいでしょうね。
長文失礼します。
コメントへの返答
2014年4月16日 0:04
輸入車というのは異文化なのだと思います(と、書くとあまりに当たり前、ですがw)。つまり、金髪の青い目の人に、何を言われようが「ああ、そういう文化なのだな」ということで、まず、受け入れることが出来るようなことかな、と。
ですから、燃費が悪くても、幅がでか過ぎても、トランスミッションがガクガクでも、「らしい」として許容度が一挙にあがるのだと。

あと、確かに「高い=ステータス」っていう価値観の方も多かったでしょうね。

一方の国産車は、ほんの小さな齟齬でも、「何故わからない?」と糾弾されてしまうんでしょうね。そういう意味では、国産車にはとって日本国内は過酷な市場なんでしょう(と書くと、変な感じですがw)。

そういうことで、国産車はマーケティング至上主義的になるのでしょうね。ただ、最近はその国産車の方向性も、輸入車の方向性も同じ方向に収斂しつつあり、どんどん、特異な部分が見つけにくくなってきたような気がします。

そういう意味で、miko1035さんが仰るように、スバルAWD=スキマ商品には貴重な特異性を見出すことが出来るのかも知れません。

正直なところ、シトロエンのDS4とBRアウトバックの乗り心地に、大きな違いがあるかというと、少なくとも8年くらい前に比べて、違いは一挙に縮まっているような気がしました。
実際、次の車の候補としてDS4とスバルを同列で比べられる、ということが信じられない、のですが、比べちゃったし(笑)

先日の雪の夜には、アウトバックを選んで心底よかったと思ったのですが、結局そういう特別な事でもないと、違いはなくなった、ということなのかも知れませんね。

まあ、なんにしろ、もうちょっと面白い車を作って見せてよってだけなんですけど、ね(笑)

長文、ありがとうござました。

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「◎堂平山初登頂と荒サイグループライド http://cvw.jp/b/122372/46997535/
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