2020年05月25日
▽「日本モデル」とは?
モデル・・・ 模範・手本または標準となるもの。また、今後の範とするために試みられたもの。「緑化モデル地区」「モデルスクール」(出典:小学館デジタル大辞泉)
本日「日本モデル」なる言葉が首相の口から発せられましたが、はたして他国より優れたモデルと言えるようなものはあったのでしょうか。
どちらかと言えば、
・現場に準備時間も与えず突然休校措置を言い出したり、
・さして効果があるとも思えない布マスクの配布を突然言い出したり(しかもウチにはまだ届いていない)
・給付金も朝令暮改(ただし一人10万円というシンプルさは結果的には正解だと思いますが)。いまだに申請用紙すら届かないし、中途半端なオンライン申請は破たんしているし。
・解除の基準(モデル)を示しながら、それを満たしていないのに、緊急事態をまとめて解除するし。
そもそも、「思いつきで現場に余計に労力を強いて、混乱だけを広げている」ように感じるのは、手本も基準も標準もない、ということではないかと思います。
もし、モデルがあったとすれば、国民には知らされなかった、「PCR検査数を制限して医療崩壊を防ぐことを優先する」というモデルだけではないかと。結果的には、このモデルは正解だったのですが・・・それ、公言してないでしょう?そう公言していれば、それを政府が打ち立てた日本モデルだ、と認められるのですが。
結果的には日本は他国に比べて、感染者数も死亡者数も桁違いに少なく落ち着きそうですが、それに至るモデルはなく、ただ、医療従事者が個人の責任感で職務を全うし、国民がマスクを厭わず、数少ないマスクや消毒液を必死に探し、事業者が淡々と痛みに耐え、解雇されたり収入が減ってもデモも抗議も我慢した人々のおかげです。
それを、自分の手柄のように語るのは、あまりに無恥厚顔。
そして、無恥厚顔というのは、日本の規範(日本モデル)から最も外れた行為のように思えます。
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▽徒然に車以外の話 | ニュース
Posted at
2020/05/25 21:13:12
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