
我が家は都心から中距離電車で35分。まわりには畑も林もあるので「都会」とは言えませんが、それでも住宅街やマンションの合間に残る自然は貴重なものです。先週末(とGWの最後の日)は自宅から2時間ほど散歩(妻は「ウォーキング」と言っていますが)をしました。(そこで撮った写真などよろしければ
ギャラリーもどうぞ)
そもそもきっかけは、GW前にポストに投函されたマンションのパンフレットでした。現地案内地図に記載された「
三貫清水」緑地なるものを見かけたのですが、そこは荒川に向かって2段ほどある(ギリギリ確認出来るぐらいの)ごく低い
河岸段丘の2段目あたり。「河岸段丘+清水」という条件であれば湧水ファン(?)としては見逃せないポイントですのでさっそく偵察に出かけたのがGWの最後でした・・・が、その日は途中で
デジカメが壊れ早々に退散し、今回がリベンジですw。
そこは、住宅街に3ブロックほど残った武蔵野の広葉樹の林で、上の写真のように気持ちの良い林の中を小道(鎌倉街道)が通っていました。またその林の西側はほんの2mほど低くなって、そこに「三貫清水」という湧水があったとのこと。
ボランティアの皆さんが整備清掃などされているようですが、残念ながら現在はほとんど湧出していないようです。さらに西には鴨川という激しく水質の悪い川をはさんで、湿地帯だったとおぼしき広い草地が残っています。段丘の広葉樹の林から湧水、そして川と湿地帯といった一連の自然は、今では相当痛んでいますが、日本らしい風情だっただろうと想像出来ます。貴重な自然ですからこれからも時々見に行こうと思います。
その後はさらに西にある「
花の丘」という公園を経由して帰路についたのが夕方の17時過ぎ、よせばいいのについつい脇道寄り道をしていると、相当ルートから外れてしまったようでしたが、小さな道祖神をたどるように歩くと遠目にも巨大な木が見えました。屋敷林かと思って近づくとそこは小さな社・・・で、鳥居代わりの2本のケヤキの巨木がありました。残念なことに向かって左の木は内部が朽ち果て折れてしまったようですが、巨木の間を通る瞬間は神聖な気分になります。
今回は車ではないお出かけでしたが、それはそれで興味深いものに沢山出会えました。
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□近場で発見の旅 | 旅行/地域
Posted at
2007/05/14 15:47:47