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2007年06月14日

▽メッサーシュミット Bf109 E-3

▽メッサーシュミット Bf109 E-3  この数日、すっかり湿度が高くなって、ただでも指紋ベタベタプラモ作りが、一層困難さを増していますが、皆さんの声なきご要望にお応えして、有名な機体メッサーシュミットBf109がロールアウトしました。今回は特別に指紋模様迷彩で(笑)(ギャラリーはこちらです。)

 ドイツの戦闘機の代名詞といえば「メッサーシュミット」・・・もちろんこれは人の名前で、この後に続く一連の番号が正式名称なのですが、英数字だけの名前は今ひとつ覚えにくいですね。英国軍などは買うと決めたら愛称を付ける方針だったのかどの機体にも親近感が湧くのですが・・・まあ今でも320iとかで呼ぶ事もあるし国民性なのでしょうか。

 第二次大戦の戦闘機を代表するこの機体、大戦前スペイン内戦で実戦の洗礼を受け、ポーランド、フランスへの快進撃の際には陸軍のすぐ後ろをどんどん前進して行きました。元もと独空軍は戦術空軍的な色彩が強く、このBf109も陸軍を支援するための戦闘機という性格を持っています。ですから、広大な太平洋を空母に搭載され、長大な距離を侵攻した日本の戦闘機とは違い、速度(加速力)、上昇力を重視していましたが、航続距離については驚くほどの短さです。零戦の3000km近くに対しBf109はたったの700km弱です。(燃費のいい車だったら負けそうですねw)

 全ての面で当時の最優秀な機体だったBf109ですが、この航続距離の短さが初めて欠点として露呈したのはバトル・オブ・ブリテンに至ってからです。これは英国を航空攻撃(とその後の上陸作戦)によって屈服させようと半年近く続いた大規模な航空戦ですが、ヨーロッパ大陸から英国本土爆撃に向かう爆撃機の護衛として参戦したBf109は航続距離の短さから充分な護衛が出来ませんでした。爆撃機の目的地ではホンの十数分間しか戦闘が出来ないという、ウルトラマンのカラータイマー的状況だったそうです。結果的には英国戦闘機軍団は崩壊の瀬戸際近くまで追いつめましたが(総統自らが攻撃目標を変更したという幸運もあり)、上陸の前提となる制空権の確保には至りませんでした。

 搭載されているエンジンはダイムラーベンツの倒立V型12気筒液冷エンジン。燃料は直噴式だったため、マイナスGの掛かるような激しい機動でも「息をつぐ」ことがなく、キャブレター方式を搭載していたスピットファイアに対してアドバンテージがあったそうです。ベアリングを多用し技術の粋を集めたエンジンは日本でもライセンス生産され、「飛燕」などにも搭載されました。(ただし日本の工業技術では荷が勝ちすぎたのですが)。また機体自体も3機輸入され、陸軍の各種戦闘機と模擬空戦を行っています。

 他国に比べて、スーパーなエース(敵機を5機以上撃墜すると「エース」ですが、独空軍では100機以上のエースが多数いました)の多い独空軍ですが、より高性能だったFw190等より特にそれらのエースに好まれた機体です。大戦終了までパワーUPを重ね馬車馬のように働いた機体です・・・が、スマートで無骨な形から、同じ馬でもワイルドな駿馬というイメージですね。

まだまだエピソードには事欠かない機体ですが、今回はここら辺でw
 
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Posted at 2007/06/14 21:40:00

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この記事へのコメント

2007年6月14日 23:21
スピナにカラータイマーをつけたウルトラマンカラーのBf109
というのを作ってみてはどうでしょうw
コメントへの返答
2007年6月14日 23:32
そういうネタものの製作もいいかも知れませんね・・・でも堅気の皆様にはオチが分かりづらすぎるかも知れませんね(笑)
2007年6月15日 8:27
この迷彩が筆なのかぁ……
どんな表情でやっているのか想像して(ry

もっと大柄な機体かと思ってました。
重量増加を避けたんだと思いますが、この足幅では着陸でこけそうですねw。
コメントへの返答
2007年6月16日 0:36
独機の迷彩は好きです~。ベースになる明るい水色が気持ちの良い色で(笑)老眼鏡をかけて、これ用に毛足を短くカットした筆で、ひたすら叩いていますよ。

Bf109はコンパクトな機体を高馬力で引っ張る、というコンセプトだったそうです。トレッドの狭さはやはり事故の原因になったようですね。ちなみにライバルのスピットも同様な足回りです。
2007年6月15日 23:44
ようやく「定番」登場か・・・
それにしてもはじめてみる塗装です。部隊はどこですか?
この機体はバージョンが進むたびに微妙にスタイルが違っていきますが
いきなり最初と最後を並べるとずいぶん違って見えます。こうして中間型を拝見すると変化の過程がわかりますね。しかしドイツ機とアメリカ機というのはなんて無骨なスタイルだこと。
コメントへの返答
2007年6月16日 1:11
定番機はなかなか取りかかる気になれなくて(笑)
これは第二航空艦隊・戦闘第二集団・戦闘第54戦隊・第9中隊のヴェルデマー・ヴュブケ少尉機だそうです。ハセガワの塗装指示図を見ると結構バリエーションがあったようですね。もちろん塗装指示図を「参考に」塗ったという程度ですが、ミミズのようなライン状の緑色が特徴のようです。

もっと定番の塗装指示図もあったのですが、そのパターンは8年ほど前に作ったので、今回はあえてマイナーなパターンにしてみました(笑)

D型以前はキットを見かけた事がないのですが、F~G型はあるのでそのうち作りたいですね。とはいえ、メッサーといえばE型のイメージが強いです。
2009年8月2日 17:38
この機体は「剛性」を考えて作ったんだな、という感じがします。折り曲げもそうですけど、主脚の支点を翼に付けずに胴体に付けてますよね。トレッドを短縮化することで翼に主脚用の補強が要らなくなり、軽量でも剛性を確保できるように感じるのです。
コメントへの返答
2009年8月2日 20:20
主脚の取り付け位置は、ある時期(第二次大戦直前頃)いろいろな方式があって興味深いですよね。日本の飛行機が最初から内側に畳むタイプだったのは、参考に輸入した米国機がそうだったから・・・とか?(笑)
F2Aバッファロー→F4Fワイルドキャット→F6Fヘルキャットの脚を見ていくと興味深いです。+コルセアを見ると一式揃うかなとw

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「◎堂平山初登頂と荒サイグループライド http://cvw.jp/b/122372/46997535/
何シテル?   06/02 08:25
アウトドアマンを自負するが、 この数年キャンプをしていないし、 この数年リフトに乗っていない。 釣り師を自負するが この数年ラインを交換していないし、 ...

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