
深い意味もなく先日完成した飛行場に載せたい、と言うだけで(笑)1/144のキットを探していましたが、前々から気にはなっていたものの、結構
痛い箱絵の多さに躊躇していた
SWEETというメーカーのキットを買ってみました・・・なるべく痛くない箱絵を探し(笑)イタリアのマッキ200「サエッタ(稲妻、矢)」という機体にしてみました。(
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この機体は第二次大戦の直前にライバルであるフィアットの
G50等と同時期に開発された、伊空軍の単葉低翼金属製戦闘機の第一世代にあたります。シリンダーヘッド部分が盛り上がった、ちょっと可愛いカウリングを備えた空冷エンジンを積み、特徴的なちょっと盛り上がったコックピット部とその後部のレイザーバック、半開放の風防といった姿は、ライバルのフィアットG50とそっくり。
伊空軍のパイロット達は格闘戦の性能を重視し、またそのための視界の広さにこだわった事もあり、このような猫背の特徴的なコックピットとなったようです。そういった事情のせいか、伊空軍の戦闘機はメーカーを越え、特徴的な部分が各機に共通しています。ちょっと見、このMC.200もG50も区別がつかないくらいよく似ています。しかし、構造的な部分ではこちらの方が一時代進んでいたそうで、この後出力アップのために、独のダイムラーベンツDBエンジンに換装する事は、機体に大きな変更なく可能だったようです。
このMC.200に液例エンジンを積んだものが、
MC.202「ファルゴーレ」として大戦中の伊空軍の主力戦闘機となっていきます。この一連のマッキ社の戦闘機によって、伊パイロット達の「格闘戦至上主義=複葉機贔屓」という意識も変わっていったとか・・・そういう部分にこのMC.200の存在意義はあったようです。
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Posted at
2008/03/09 16:05:20