◎NewLand タヌキの居る苔テラリウム
久しぶりに苔テラリウムを仕込みました。今回はタヌキたちが主役です。
人の溢れる街でも、その地下には予想外に多くの空間があるはずです。それの象徴として、まずは土管を作りました。素材は皆さんのご想像通り、トイレットペーパーの紙芯です。それにアクリル絵の具用のジェッソに色を付けて重ね塗りします。一塗り目(画像右)だと青すぎましたので、少しずつ汚しもしながら「土管」のイメージに近づけました。
10cmの直方体ガラス水槽の中で、土管の位置を大体決めて、1㎝くらい浮かせるように樹脂粘土で土台を作ります。
池のフチを樹脂粘土で堤防状に作り丸石を埋め込んでいきます。樹脂粘土が固まったら水槽にエポキシで固定します。その後水張り試験をしましたが、案の定漏れたので何回か試行錯誤が必要でした。
池の岸に突き出した排水用の土管、という風に見えるように土を盛り上げます。急な斜面は「造形君」という木質繊維の入った粘土状の土で盛り上げます。
「暗くて長いトンネルを抜けたら、なんだか良さそうな場所「NewLand」に出たよ」という瞬間です。
新天地を求めて彷徨していた若いタヌキのカップル、という設定です。
健やかに暮らして欲しいものです・・・いや、育つのはコケだけどw
◎苔ティッシュワールド@茨城自然博物館
16年ぶりに茨城自然博物館に行って来ました。コロナ禍で土日祝日は事前WEB予約が必要でしたが、それでも到着した12:30頃には駐車場はほぼ満車状態。ここは広くて気持ちの良い公園が付属しているので、天気が良かったのせいもあり、皆さん滞在時間が長くなっていたのかな。
まずは常設展から見て行きます。前回の記憶が飛んでいるので新鮮な目で楽しめました。相変わらず宇宙の起源から、地球の誕生、恐竜、人類の出現、茨城の自然まで、展示の分野がやたら広いのでつまみ食い感は免れませんが。あと、動く恐竜がなかなかの出来で「あ、今目が合った」とビビるくらいでした。
常設展ですでにお腹いっぱいになった頃、本日のお目当て企画展の「苔ティッシュワールド」に到達。そう、今日は苔を見に来たのです。
巨大な苔の壁面緑化!? 上部から霧状に水を噴霧していましたが、これだけの苔壁を作って維持するのは大変だろうなぁ。
テーブルの上にこんもりとコケが飾られていたり。このこんもり具合は触りたくなるのですが・・・触ってはだめだという、生殺し状態w
道草さんの作品も展示されていました。実物をじっくり拝見しましたが、コケの取り合わせとか植え込み具合とか、やはりプロは凄いなと思わせられました。
博物館の中庭のコケたちも見ることが出来ました。コツボゴケというウチにもいる苔でしたが・・・ウチのとは全然違う。この苔は成長が早くてガラス容器の中ではトリミングが必要なのですが、屋外ではそのまま伸びているので密集具合が凄くて、違う種類のコケにしか見えませんでした。
あたりも暗くなり始ましたので、今回は公園部分は割愛して帰路につきました。
◎苔メンテ カビ駆除編
9月初旬に作った大きな苔テラリウム、完成してすぐにコルク樹皮にカビが生えてきました。下処理としてゴシゴシ洗って殺菌剤噴霧してって道草さんの動画で丁寧に解説されていたのに・・・見てませんでした。
遅ればせながら植物用の殺菌剤を用意してカビ駆除を試みました。まずは、大きなコロニーは飛び散らないように慎重にカッターで土台からカットしました。
殺菌剤は適当な濃度が分からないし、コケたちに悪影響があると怖かったので、一旦1/1500くらいの濃度にした水溶液を綿棒に含ませて塗布しました。塗布するとカビは見ているうちに茶色く変色していくのが気持ちいいような、空恐ろしいような。
ちなみに、カビ発生の先輩格のイタチの足下板もご相伴にあずかっていました。こちらは超濃厚な殺菌液に漬け込まれました。(自分も学校のプールの前に浸かった思い出がある、ってのは、昭和の人です)
◎山頂まで1km・・・ライチョウのいる苔テラリウム
中学生の頃、祖父に連れられて行った北アルプスの稜線で会った事があります。標高2500m以上の樹林限界を超えたハイマツに住み、登山道にひょっこり現れ、特に人を恐れる事もなく歩くライチョウ。
ハイマツ・・・には見えませんがw、なんとなく登山道の両サイドに密集した風にしてみました。
ちょうどいい塩梅に、平らな面のある岩(石です)があったので(配置したので)、ペンキ(プラモ用水性塗料)でマーキングをしてみました。
鳥のフィギュアは台座付きが多いのですが、このライチョウも大きな台座が付いていたので、最小限にして爪楊枝を接着しました。これでテラリウムの土に置いても安定します。
コケを植えすぎないように(笑)、原寸でレイアウトをスケッチしたりもしました・・・石とか全然配置が違いますねw
前回が大きなレイアウトだったので、今回は気楽に小さなレイアウトを楽しみました。
◎クォーツ・スフィア・ツリーの苔テラリウム
この夏、オリンピックに合わせてツイッターで「#苔テラリウム五輪」という企画が開催されました。局所的に盛り上がったのですが、その中でイタチの遊び場を銅メダルに選んでいただけました。そ・し・て、主催者の道草さんから送られて来た賞品が左の画像。コルク樹皮・大理石のブロック・クォーツのスフィア・コルク栓のボトル・苔テラリウムの本。
全部(本以外ね)いっぺんに使ったものを仕込みたい、って思いつつモノタロウで大きなガラスシリンダーを発注したり、オリンピックのハイライトを横目に夜な夜な160個のブロックをエポキシボンドで積み上げたりw
高さがあるので、一旦シリンダーに入れるとメンテも出来ません。そこで、コケが入っていたパックを二つ使って、吊り上げてシリンダーから出せるようにしました。吊り上げ用の治具も番線で作りました(きっとすぐ無くしちゃうんだよね)。
おもて面はコルクの樹皮・・・崖のような感じです。貼り付けられる所には苔を植えました。
裏面は大理石ブロックの塔のような・・・上部がやや膨らんで倒壊の恐れも(実際はエポキシボンドでガッチリ固められています)
上部はモフモフの苔からシルバーの木が2本生えていて、水晶の球を持ち上げています。
今回コルクのガラス瓶を使うことが出来ませんでしたが、今までで一番存在感のあるレイアウトになりました。![]() |
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