
一か月近く車を動かしていない、ということに愕然として出かけてきました。
ずっと前からマップに旗だけ立てていた「平山家住宅」という古い民家です。自宅から約35㎞、17号線を延々と走り、途中給油(正月の帰路+αの約600㎞走行で、11.5㎞/L)をして、1時間ちょっとで到着。
人の敷地に入って車を勝手に止める、という感じになるのでやや戸惑いつつ、見学させていただきました。

茅葺がやや荒れていますが、柔らかくて大らかな大屋根、入母屋造りの一棟。今日は15℃越えの暖かな日差しの中で居心地良さそうです。

一歩入るとそこは、ビックリするくらいの大空間の土間でした。丸太の屈曲をそのまま削り出した梁は見事な大きさです。

17世紀末~18世紀初頭に建築されれたと見られているとのことで、重要文化財に指定されているそうです。埼玉には5棟の重文農業住宅があるそうですが、沖積平野に現存するのはここだけだそうです。実際現在の荒川堤防のすぐ外にあるのですが、現在のご当主にお話を聞きしたところ、他より少し土地が高いので残っているのだろうと。それでも明治年間には洪水に見舞われたとか。

古い建物の常ですが、冬はさぞかし寒いのではないかと思いますが、今日は心地よい陽の光が差し込んでいました。

小一時間ゆっくりと拝見した後、すぐそばにあった農業直販所に寄りました。イチゴやら白菜やらを買い込んで、次に向かったのは焼き芋屋さん。今風の焼き芋屋さんです。ひっきりなしにお客さんがやって来て、2000円分くださいっ、とか買っていかれます。普段ならその場で食べることも出来そうですが、今はテイクアウトのみのようです。すっかり地域に根付いている風なのが良いですね。

私たちもやや小さめの焼き芋3つを手に入れましたが、味気ない駐車場で食べるのも何なので、荒川方面に戻ました。なんとか堤防の内側に入りたかったので、右往左往しながら、半ば迷い込むように到着したのが「荒川大麻生公園」と言う所。荒川の橋を渡りながら、立派な森だねと話していたのですが、そこが「野鳥の森」となっていたので、そこで焼き芋を頂こうと。
←150㎜ トリミングなし

森に5分ほど入り込むと小さな池がありました・・・が予想外に人がいて驚きました。首から双眼鏡をぶら下げて、長物のレンズ装備のカメラなどお持ちの皆様が6人ほど。場違いで恐縮しながらベンチの一角で焼き芋を頂きました。濃厚でまったりとした甘み、間違いなく美味しかったです・・・とか言っているうちに、フト見るとカワセミが来ていました。
←300㎜(150㎜×2倍デジタルズーム)トリミング

いや、150㎜のレンズしか持ってきてないし、デジタルズーム2倍でも300㎜だと豆粒程度。でも、ダメもとでも撮らずにはいられませんよね?
←息を詰めて10分近く待って、飛び立つ瞬間を狙いましたが、高速連写モードでも写ったのはこの一枚のみ(笑) やっぱり素人には難しいですね。
←300㎜(150㎜×2倍デジタルズーム)トリミング
ともかく、カワセミ君が飛び立ったので撤収しました。帰り道の途中、回転寿司でとても早い夕ご飯(14時過ぎ)を頂き帰宅しました。往復70㎞ほどのドライブとなりましたが、まあ、バッテリーの充電にはなったかな。

(一般的な)夕食時間には、今日直売所で手に入れたイチゴを頂きました。栃木産のスカイベリーという品種だそうです。満腹感のあるイチゴってスゴイなw
え?埼玉県の熊谷の直販所で栃木のものを買っただと?
ええ、埼玉の上半分はほぼ栃木(或いは群馬)ですから♪
Posted at 2021/02/07 23:48:47 | |
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