• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

naka3051のブログ一覧

2010年02月02日 イイね!

▽イタリア軍伝説、英国軍伝説

▽イタリア軍伝説、英国軍伝説第二次大戦中のイタリア軍の弱さは定説となっていますが、その最も有名なエピソードは「イタリア軍はパスタがなくなると落ち込んで戦線後方に篭ってしまう」というものがあります。
その様子がもう少し詳しく分かったので以下に・・・


北アフリカの砂漠の戦線で、イタリア軍部隊に悟られずに優位な位置を占めたイギリス軍部隊が奇襲攻撃を開始したのは正午の直前だった。英軍が一斉射を加えるとあっという間に伊軍は白旗を揚げ、一人の将校が英軍側にやって来た。

伊軍と英軍の将校が互いに敬礼した後、まず伊軍将校が言った。
伊「我々は直ちに1時間の休戦を提案する。」
優位な状況の英軍将校は慇懃無礼に応える。
英「休戦ですと? 降伏ではなくて?」
周囲の英軍の配置を見渡した伊軍将校は自軍の不利を悟り、率直に前言を撤回し改めて言う。
伊「よろしい。おっしゃるとおり、我が隊は降伏しよう。」
「ただし・・・」と伊軍将校はチラリと腕時計を見て続ける。

伊「ただし・・・降伏は1時間後だ。」

時間を気にする様子に不審を感じた英軍将校はさらに強く出ることにした。
英「ダメだ。交渉が出来る状況だとお思いか?即座に降伏したまえ。
  それとも・・・1時間待てばそちらに援軍でも来るのですかな?」

伊軍将校はもう一度時計を見て苛立ちの色を見せながら承諾する。
伊「わかった、とりあえず今すぐ武器を放棄しよう。
  それを指示しに一旦私は自軍に戻ることにする。」

急いで陣地に戻ろうとする伊軍将校の様子に、さらに不信感をつのらせた英軍将校は単刀直入に聞くことにした。
英「いったい、何をそんなに急いでいるのです?」

伊軍将校はさらに焦りを隠せず、思わず早口で言った。
伊「・・・貴軍は、卑怯にも我が軍の昼食時間を狙ったのですぞ!
  ちょうどパスタを茹ではじめた所だったのです・・・もうすぐ・・・正確には
  2分30秒後にパスタがアルデンテで茹で上がるので、一旦私は戻る。  
  交渉はその後だ!」

 噂には聞いていたがイタリア軍のあまりの軟弱さにあきれて英軍将校はつい本音を漏らす。
英「なんと!イタリア軍は、戦闘よりもパスタの茹で上がりを心配するのですか?
  全く軍人としてあるまじき・・・」

と言いかけて、伊軍将校を見ると顔面がみるみる赤く激昂していくではないか。
伊「なんと、失礼な!私は軍人である前に誇りあるイタリア人だ!
   イタリア人の誇りを侮辱するおつもりか!」

言ってることはおかしいが、あまりの剣幕に、たとえ優位だといっても無駄な戦闘は避けるべきだ、と思った英軍将校は交渉を続けることを優先することにした。
英「まあ落ち着いて。分かりました。戻ってパスタを食べて結構。
  ただし30分後には、我が軍の捕虜収容所に向け出発して頂きますよ。」

伊「・・・配慮には感謝するが、たった30分でランチを済ませろとおっしゃるのか?
  パスタとワインを楽しみゆっくり時間をかけるのがイタリア人の流儀。
  1時間は必要だ。」

英「・・・しかし。今は戦争中ですぞ? 
  我が精鋭を誇る英国軍は、食事なんぞ、二の次三の次。
  戦闘の合間に短時間で喰えればいいと思っているものでね。」

今度は英軍将校が腕時計を見て、何やら考え込む番。

英「いや、やっぱりダメだ。今12時で収容所まで2時間半はかかる。
  30分以内に出発しないと間に合わん。」

今度は逆に伊軍将校が聞き返す。
伊「間に合わない?とは?」

英「だから、すぐにでも出発しないと、
  我が英国軍の3時のお茶が遅れてしまう!
  それだけは絶対にダメだ!

と、つい我を忘れて英軍将校は叫んだ。


**************以上、もちろんフィクションです。
2009年07月19日 イイね!

▽何処から来て、何処に行くのか

▽何処から来て、何処に行くのか我が家はマンションの2階。

目前はアスファルトの道路。

なのに気が付くと

ベランダの草花に取り付いているのが

尺取り虫。


 先週から取り付いて、もうほとんどの葉っぱを食べてしまったので、今日は黄色い花びらを試している模様・・・気のせいか胴体も少し黄色みがかってきたような(笑)


 君は一体、何処から、どうやって来たの?
2008年08月19日 イイね!

▽色・・・あるいは網膜からの信号の脳による解釈

▽色・・・あるいは網膜からの信号の脳による解釈 自分が見ている外界の形や色というモノが、実は網膜からの信号を自分の脳が解釈しているだけなのだ、ということを知ったのは高校生の(たぶん)生物の授業中だったと思います。

 当時絵を描くのが趣味だった私は、その日のうちに巨大な脳を持ったスライムのような生き物が荒廃した大地を這いずっているという絵を描いてみました。今から思えば実に稚拙な絵でしたが、その日感じた(知ってしまった真実)の恐ろしさを表現したつもりでした。目に映る美しい風景も、美しい女性でさえ(笑)、すべて異常に発達した脳が生み出す幻影なのではないかと・・・。

 そこまで「マトリックス」的宇宙は広がっていないのではないかと思ったのですが、結局同じモノを見ても、自分と他人は違うモノを見ている(解釈している)ことは大いにあり得ると知ると、多感な年頃(笑)だったこともあり、ちょっと背伸びをしてシニカルに「他人と分かり合えないは当たり前だ」というスタンスをとることも試してみました(そのスタンスを貫徹出来るほど達観はしていませんでしたがw)。

 仕事柄、人と色について議論したり、説明したりすることが多いのですが、今でも常にそこには大きな不安がつきまといます。

自分が良しとする(美しいと感じる)色ははたして他人から見ても美しいのか?
そもそも、自分が見ている色は、他の人が見ている色と同じなのだろうか? と・・・。

ここまで来ると、すでにこれはSFではなくホラーの範疇に入りますね。
2008年06月24日 イイね!

▽ 室礼  しつらえ

▽ 室礼  しつらえ 室礼(しつらえ) という言葉が好きです。

 客人を迎えるため、露地を清め、打ち水をし、青竹を切り、野の花を投げ入れ床の間に掛ける・・・それまでただ侘びしいだけだった東屋が、それらの心遣いによってどんな豪奢な建物よりももてなしの気持ちを現す場となる、そういった行いのことを室礼・・・「しつらえる」と言うのだと思っています。

 一般的に和室の「床の間」という場所が、その室礼のメイン舞台になるのですが、その飾りについてちょっと・・・元もと「床の間」の起源は、密教寺院の一室、僧侶が部屋の壁に仏画を(仏像の代わりとして)掛け、その前に供え物として、花と蝋燭(燭台=灯り)と香炉を供えた事だと言われています。それらを乗せるための台が後に作りつけになって、床の間になった、という説です。

 この花、燭台、香炉のことを三具足(みつぐそく)と呼び、床の間飾りの基本になる物です。現在では床の間の「飾り」として一般的な掛け軸は、本来的には「飾り」ではなく「本尊」に当たるため、三具足には入っていない、という解釈も成り立ちます。

 逆に床の間飾りの禁則として、根のある物(土のあるのも)。鉢植えの花などは、本来本尊を祀る神聖な場所に土を持ち込むという意味で避けるべきだと言われます。(とはいえ、結局は何を飾ってもいいとは思うのですが、知っていて崩すのと、知らずに崩れている、というのはだいぶん違うと思いますのでw)

 さらに言えば、お金持ちが懲りたがり、自慢したがる「床柱」なんて物は、本来的にはどうでもいいものだったのです。それよりも室全体としてのバランス・・・和風建築ではその室の広さと格によって柱の太さが決まり、天井の高さや「鴨居(無目)」の高さ太さが決まり、床の間の「落掛け」の高さが決まります。これを「木割」と呼び、かつては構造を経験値的に集大成した、いわば虎の巻だったのですが、それが実現されているのが見事であり、あるいは、充分に消化されあえて「崩されている」のが面白い、と。

 そして、そうやって吟味されて作られた床の間に飾られた花が、たとえそれが野に咲く花であっても、もてなしの気持ちを現す物として、一番重要だということ・・・すなわちこれが「室礼」ということです。


とか言ってる私の家には床の間がございませんです、失礼いたしました。

そのうち、和室の「格」についてまた書くかも知れませんので、またお付き合いのほどを。
 
Posted at 2008/06/24 23:02:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | ▽ショートショートしよっと! | 暮らし/家族
2007年07月06日 イイね!

▽美しい国?・・・美しい水

▽美しい国?・・・美しい水 政治には興味がない・・・むしろあえて避けたいくらいなのですが、ここしばらくよく聞くフレーズ「美しい国、日本」という言葉。政治家が口にするたびに虚しく響き、聞くたびにいらだちを覚えます。

誰に言われるまでもなく日本は美しい。

見る目を持ってさえいればこれほど自明な事はないのに、何故政治の道具に持ち出すのか。

 日本の美しさの根幹は、どこにでも美しく清らかな水が流れている、ということだと思います。透明な流れは時に濁ったとしても、すぐにまたその清らかさをとりもどします。「水に流す」ことや「禊ぎ」という概念は、そういった日本の水環境がもたらした日本人の特質だろうと。優柔不断、飽きやすい、すぐに許し、争いより妥協を好む・・・それらは全て、豊かで寛容な日本の水環境によって培われてきた日本の美徳(とあえて言いますが)です。私達は裏切りや、腹黒い嘘に「汚い!」とか「汚ねぇ!」と言います。それは本来透明できれいでなければいけない(そう期待している)水をすくった時に、それが汚れている、と知った時と同じような感情なのかも知れません。

 しかし、これらの言葉を、手前味噌的になんと多くの道を外れた政治家が使ってきたことか・・・「汚れる(穢れる)」という言葉がありますが、まさに、彼らの方便によって美しい日本の心が、どれだけ穢がされてきたことか・・・。
「清明心」という言葉、これもまた水底まで見えるきれいな水のような心のことでしょうが、それが見えない人間たちが語る時「美しい国」という言葉がどれだけ虚しく響くのか。今の首相が特別腹黒い人間だとは感じませんが、その口から出る「美しい国」という言葉から私が連想する日本の自然や水がとりわけ美しいものなので、その落差の大きさゆえ、苛立ってしまいます。

 そして一番重要なことは、それらの美しい水(とそれによって育まれたもの)は、日本の原始から、戦国乱世の時代も、戦争の時代も、封建制度の時も、挙国一致体制の時も、戦後民主主義もとでも・・・そういうものに関係なく、滔々と美しく澄んで流れていました。

そういったものに
関係なく流れていたからこそ

 価値がある

のです。

プロフィール

「◎堂平山初登頂と荒サイグループライド http://cvw.jp/b/122372/46997535/
何シテル?   06/02 08:25
アウトドアマンを自負するが、 この数年キャンプをしていないし、 この数年リフトに乗っていない。 釣り師を自負するが この数年ラインを交換していないし、 ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

愛車一覧

スバル レガシィ アウトバック 空色アウトバック (スバル レガシィ アウトバック)
2020年9月、前車のアイサイト不具合から、急遽購入決定。どこかの営業所で展示されていた ...
ドイツその他 Canyon Endurace CF SL 8 CANYON Endurace CF S (ドイツその他 Canyon Endurace CF SL 8)
2022/3/15納車(到着) 2022/1/末にネットで発注。予定より半月早く自宅に届 ...
その他 ライトウェイ シェファード RITEWAY SHEPHERD (その他 ライトウェイ シェファード)
2021/9/11納車。夫用26インチのマットアイボリー。妻用24インチのマットミント。 ...
スバル レガシィ アウトバック 小豆色OB (スバル レガシィ アウトバック)
2013年8月21日に発注。 9月23日にラインアウト。 10月5日納車されました。 歴 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation