
昨夜「
とあるリールの分解法」という記事をUPしましたが、大変申し訳ないことにネタを振ったのに、元ネタを間違えておりました。正しくは「とあるリールの
超分解法(オーバーホール)」という
タイトルにすべきでした。ここに謹んでお詫びを申し上げ、訂正をいたします。 以上!
ではなくて
じつはブログの写真撮るために分解をしたのですが(笑)、ブログ記事をUPした後、もう一度分解したパーツをしげしげと眺めた結果、リールは直りました。ここにお詫びの印に、一生懸命歯車の図を描いてみました(あくまで概念図ですので、直径比や歯の数は見逃して下さいませ)
パーツをどんどん取り外した結果、結局動作不良の原因は3つパーツだと分かったので、グリスを拭き取りじっくり眺めると、二つの歯車に▽印があるのに気が付きました。丸い歯車なのになんでマークが必要なのか?不思議に思いつつ、でもインディージョーンズ的な解釈なら、これは▽を合わせろ、ということかなと。
で、やっと気が付きました。歯車は真円ではなく、いびつな形だったのです!(気付くの遅いしw)
パーツは3つ。円運動をスプール軸を前後させる直線往復運動に換える機構です。
歯車Aはハンドルに直結された正方形を削ったような形。
歯車Bは楕円形でピンが生えています。
そしてそのピンを受ける溝が掘られたクランクボックス(名前は違うような気がしますが)です。
(※実際の溝は図のような直線ではなく、何とも言えない曲線でした。)
で、▽印を合わせると、歯車Aの直径が長い部分が、歯車Bの直径の短い部分に組み合うようになります。つまりその時点では歯車A=ハンドルから歯車Bにより大きな力が伝わる事になります。それは歯車Bのピンがクランクボックスの溝を移動するうちの一番抵抗(摩擦)を受ける所で、ハンドルを回す力を変えなくても、自然に大きな力で歯車B=ピンが動くようにするためだと思われます。
そういう工夫があることでアングラーはスムースに一定の力で一定の回転速度でハンドルが回せる、ということになるようです。ちなみにこの機構は安価なリールでは一般的な機構でして、もうちょっと高級な機種では、ウォームギアか何かで前後運動に変換しているようです。
うーん、さすが機械設計の世界はよーく考えられているなぁと、感動いたしました♪
というこで、以上の説明をもちまして、お詫びと訂正とさせて頂きます。
お騒がせ致しまして申し訳ありませんでした。\(__ ) ハンセィ
Posted at 2011/01/26 01:18:01 | |
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