
さて、曲がりなりにも車生活をはじめた私ですが、
自分で選んだ最初の車はスバルレオーネのRXターボ(ハッチバック)でした。きっかけは大学生最後の冬に行ったスキーでの出来事。レビンはFR、当然後輪にチェーンを巻いて雪道を走ったのですが、お尻をブルンブルンと振る下り坂の怖いこと怖いこと(笑)。
そんなときに、NHKのある番組で動物写真家の運転するレオーネのバンを見たとき、自分の乗るべき車はこれだっ!と。大変オンボロのレオーネでしたが、しずしずと雪道を走る姿は頼りになる道具としての魅力に溢れていました。当時はバブルの全盛時代。パジェロをはじめとするRV車(SUVという言葉はまだありませんでした。)が流行り初めのころ。でも、巨大なボディー、巨大なタイヤで自然の中に強引に入り込む雰囲気が嫌だったので、もう少し遠慮がちな(でも、踏破力はちゃんとある)車が欲しかったのです。
ホントはレオーネのワゴン(当時からスバルは「ツーリングワゴン」と呼んでいましたが)が欲しかった・・・特に「ハイトコントロール」という4cmほど車高が高くなるのが欲しかったのですが、中古車でも非常に高かった。スポーツグレード(ターボ付き)であるRXに比べて50万近く高かったので、若造には手が出ませんでした。
RXの印象としてはターボが付いているにもかかわらず、鈍い加速(笑)なんというか重い車でした。(重厚ではなくただ単に重い車・・・)ミッションは5速のマニュアル。ローとハイの切り替えギヤが付いていて、ロー5速、ハイ5速でした。4WDはパートタイムで、舗装路ではタイトコーナーブレーキング現象のため、左折するとエンストする代物でした。切り替えはシフト操作で直進中なら走ったままで切り替え可能。ま、当時としてはまずまずの操作性だったと思います。あと、驚いたのは
スペアタイヤがエンジンの上に収納されていること。水平対向エンジンってやっぱり薄っぺらいですね~と感心しました。
いろいろな意味で私の車のオリジンはこのレオーネです。真夜中のスキー場への雪道、気温はマイナス7℃、坂道を同乗者総出で押している「高級車」を横目にしずしず進むときの優越感、安心感、信頼感、そして、「ごめんね、パジェロなら引っ張ってあげられるんだけど」という中途半端さ(笑)
レオーネ・・・初めて選んだ車、その後の車選びのオリジンとなった。
曰く
1.4WDであること。いざというときの踏破力こそ信頼感。
2.生真面目であること。道具として頼りになる車であること。
■覚えている限りのスペック
スバルレオーネAG5 RXクーペ(ハッチバック)
エンジン:水平対向4気筒 1800ccTurbo135hp
駆動形式:FF+パートタイム4WD (Low、Highデュアルレンジ)5速MT
フォトギャラリーにも少し写真UPしました。
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Posted at 2005/01/10 23:45:59 | |
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