
あるうららかに晴れた春の昼休み。マル君がにこやかにやって来て
「先週末スノボ行ってきたんですよ。」と報告してくれる。
「友達の車で行ったんですけど、やっぱ、ヨンクはいいですね~(ハート)」
おお、少しは分かってきたかと思っていると
「でも、僕はオフロード走らないし、都内で使うぶんには、FFで充分ですよぉ~」とおっしゃる。
ま、それも一つの意見ではあるし、もしかしたらこれが世間では一般的なのかも知れないなと思いつつも、つい反論したくなる4WD歴15年の私。
確かにかつての4WDは悪路の踏破性を高める機構でしたが、フルタイムの4WDの登場以来(かつ、高度な電子制御の進化と共に)それだけでは無くなって来ていますよね。今では、踏破性というより走行中の安定性を高める事により大きなウエイトが置かれているように思えます。
そもそも、「オフロード」を走らないという確信があり、舗装路を走っていたとしても、時としてオフロードと同じような状況に遭遇することはあるはずです。その遭遇は場合によっては突然の遭遇であったとしたらどうでしょう。例えば高速走行中に突然現れる水たまり・・・多分10万km走って一回あるかどうかの状況ですし、FFやFRでも切り抜けられる事の方が断然多いのですが、その1回が致命的な事故になるのか、ただヒヤリとしただけで済むのか、その差は大きいように思います。もちろんそういう希な状況で無くても、日常的にも、限界へのマージンが大きいという4WDの恩恵を感じることは出来ます。国産メーカーでアクティブセーフティーという言葉を使ったのはスバルですが、4WDはまさにその為の機構であろうと思います。
もちろん4WDの機構の為の重量の増加、フリクションの増加・・・ひいては燃費の悪化(車の価格も高くなりますし)といった部分とのバランスがあり、結局は個人の価値観で判断すべき問題ではあるのですが、きわめて利己的な個人的見解としては「燃費と安全性は引き替えには出来ない」と。
ただ単に、4WDは悪路踏破の為のだとして不要だと言う前に、良く出来たAWDは安全装置なのだという事も加味して判断したいと思いますね。
と、長々と説明すると、マル君は
「確かにそうですねぇ~・・・でもヨンクは高いじゃないですか。僕は買えない。」と。
うーん、それでも、高いかなぁ。
Posted at 2005/04/20 15:33:15 | |
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