野反湖・・・という湖を知ったのは私が高校生だった頃。山奥の秘境の湖というイメージがあり、大変惹かれる場所だったのですが、交通機関もないので訪れることは出来ませんでした。
そんな野反湖に再会したのは、今年の
夏休み北軽井沢を訪れた時でした。何気なく立ち寄った群馬県の六合村、その観光案内に野反湖が紹介されていました。と言うことで、今回は長躯群馬と新潟の県境の湖まで行ってきました。(マップは、
こちら。本文中【数字】はマップ上の番号です。)
埼玉の自宅を出たのは(気合いを入れて)朝の8時、ナビの不甲斐ない案内のせいで関越東松山ICに乗ったのが9:30頃。今日は片道180km以上なのでここら辺でちょっと焦燥感がw。本来降りるべき渋川伊香保ICの外が渋滞のため、毎度お馴染みの回避策で一つ先の赤城IC【S】まで行き、その後榛名山の北側、吾妻川沿いを西進します。夏休みの時は早い時点で北の山間に入ったのですが、今回は川沿いを進むこと小一時間、吾妻渓谷【13】という紅葉の名所を通過しました。(ここからの写真は
こちらをどうぞ。)駐車場が狭く、予想以上の観光客のため車を止める事は出来ませんでしたが、車窓からの紅葉狩りをしばし堪能。
やがて吾妻川を離れ【14】、いよいよ六合村に向け山間に進みます。途中は観光客も少なく、誰に見られるということもないのに見事な紅葉。何度か停車して写真を撮るのですが、ある場所ではテントウムシの大群に遭遇しました。何百匹というテントウムシが群れて飛んでいました。初めて見る光景に驚く私の背中や足に数匹のテントウムシがくっついてきました(笑)。集団で越冬地に向かっていたのでしょうか?(残念ながら写真は撮れませんでした。)
六合村に入り高度をどんどん上げていくと、それまでの広葉樹の紅葉から唐松の紅葉に変わり、標高1600m弱の「富士見峠」を超えると、野反湖が眼下に突然広がります。【21】この湖は標高1500mに広がるマスや岩魚の釣れる人造湖。流れ出しは北に向かいやがて日本海に注ぎます。群馬県ではありますが、分水嶺を超えた場所にある湖です。(湖畔の様子は
こちらの写真をどうぞ)
湖畔は広々とした高原。クマザサと白樺の林に囲まれた雲上の別天地という風情です。湖最奥にある小さなダム付近にはキャンプ場があり、日本で一番気持ちの良いキャンプサイトに選ばれたこともあるとか。確かに春夏秋には良いのではないでしょうか。ただし今はすでに冬の情景。14時頃で気温は10℃前後、冷たい風も少しあり湖畔を散策すると寂しさが募ります(笑)。お約束のカップヌードルで昼食をとり、2時間ほどでみるみる沈む夕日を横目に車に戻り、その後少し移動して、日の沈むのをコーヒーを飲みながら眺めてみました。
さて、その後は恒例のグルメ企画のため(笑)一挙に中軽井沢を目指します。この時遠くに浅間山が見えましたが、噴煙が流れ雲につながっていました。(206RCさんが同じ日の
浅間山の記事をUPしていらっしゃいました。)1500mの野反湖から900m下り吾妻川を越え【30】、また浅間山麓1300m【36】まで登ります。この間夕闇の中ですがペースメーカーもいない(いても超ハイペースwで)快適なドライブ。
が、しかし、悲劇はその後。一言で言うと、秋の観光シーズンはすでに終わり軽井沢は閑古鳥だろうと勘違いしていたのが敗因。評判の良いステーキハウスは満員、駐車場に入れません。気を取り直し旧軽方面に進み、目についたレストランに寄るものの全て満席、予約なしはお断りという状態。
結局軽井沢ディナーをあきらめ、いつもの峠の釜飯になりました(号泣)。横川SAに着くとちょうど事故渋滞8kmとの情報があり、SAで時間つぶしをして帰路につきました。渋滞はちょうど解消され快調でしたが、遺恨を残す結果となりました(笑)
走行距離 約400km
この日出会ったOB 4台(ランカ2台)
野反湖日暮れの気温6℃
軽井沢夕食難民の体感気温3℃くらい・・・
Posted at 2005/11/06 14:02:47 | |
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