
先日食料品の買い出しに行った時、やはり納豆売り場は(商品が)閑散として、ほとんど売り切れ間近の様相を呈していました。まあ、何というか浅ましい程の
被影響力の強さにあきれていたら、その情報のデータがねつ造されていたものだった事が分かり、テレビ局には何千という抗議の電話があったとか。
そもそも、テレビをはじめマスメディアの情報を鵜呑みにする方が悪い・・・とまでは言い過ぎですが、抗議の電話をする前に、納豆を買いに走った自分をまず恥じるべきではないかと(笑)
今回の件で「だまされた!」と思った方には、良い教訓だったのでは・・・と書いたら言い過ぎですね(笑)
全く違う話ですが、数年前、とあるテレビで「ビックリするとバッタリと倒れてしまうヤギ」が紹介されていたのですが、何故そうなったのかの説明が笑止千万でした。このヤギの研究者曰く・・・若い子ヤギのほうがビックリした時倒れやすい。なので群れが外敵に襲われた時、少数の子ヤギが犠牲になることで他のヤギは生き残ることが出来るから、バッタリ倒れるようになった・・・ということだそうで。
少し生物の進化について興味を持っていた私はその説明を聞いた瞬間、悪い冗談か何かかと耳を疑ったのですが、どうも真面目な説明のようで・・・「ヘェー」と納得している妻を見るに至っては、このテレビ番組に憤怒を感じたほどでした(笑)
でも思慮深い私(笑)は気を取り直して、その後数日(行き帰りの痛筋電車の中で)「生存に不利な形質を持った集団が長期間生き残る可能性」についていろいろな条件を考えてみたのですが、結局のところ
1.そもそも外敵などいなかった。(人為的に保護されているということも含めて)
2.「バッタリ倒れるという形質」は他のより有利な形質と同時に発現するもので、例えば少ない草でエネルギーを得られるというような形質と偶然表裏一体の遺伝形質だった場合。この場合は不利益より利益(生存の可能性が高かまる)のほうが大きい時にはあり得る。
という2つの可能性しか見つけられませんでした。個人的には珍しいヤギを人間が飼っているだけ(つまり大げさな自然淘汰論を持ち出すのは的はずれ)ではないかと思うのですが。
あ、でも、こんなに充実した頭の体操をさせてもらったのだから、良い番組だったということかもしれませんね。そもそもメディアの使命とは、結論や論評を伝えるのではなく
問題提起をすること、だと高校生の頃新聞部の部長さんに教えてもらったっけ(笑)
Posted at 2007/01/22 22:22:25 | |
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▽徒然に車以外の話 | ニュース