
さて、先日の
イタリア機大量入荷のうち、一番格好いい(と私が感じた)フィアットCR32がロールアウトしました。イタリアの優秀な複葉機だったらしいのですが、詳しいことは分かりません(笑)。スペイン市民戦争時には義勇軍として派遣されたようですが、大戦勃発時には旧式化がすすみ、二線機として運用されていたようです。唯一北アフリカ戦線で陸上軍の支援や基地防衛に使用されたようです。(
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ということで、今回もSUPE RMODEL社(イタリア)の組立説明書の解説を訳してみました。↓以下はその超約(笑)です。
この航空機はイタリアの航空機開発の重要な部分を占めている。この機体は戦闘機として非常に成功し、その後の一連の複葉機、最終的にはCR42につながる特徴的な斜めの支柱をもっていた。CR32はその卓越した機動性でパイロット達の賞賛を集め、イタリア空軍の様々な飛行隊に装備されることとなった。また、国内外で見事な演技を見せた有名なアクロバットチームの装備機となり、1937年9月にはCR32の11機で編成されたアクロバットチームが、アメリカの国際航空会議のおりに、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルー、ウルグアイで見事な演技を見せた。
軍事的にはスペイン市民戦争の時にAviazioneLegionaria(航空義勇軍?)のシンボルとなるほどの名声を勝ち得た。その高機動性と丈夫さは、敵対したすでに引込み脚を装備していた単葉機よりも優れていたのだ。また1939年秋の時点でRegia Aeronautica(イタリアロイヤルエアフォース)には最も重要な機体として400機が配備されていたが、1940年の大戦開始時には練習機や第二線機に格下げされた。しかしながら、何機かは例えば北アフリカ戦線などで実戦に投入された。
1956年のAirRallyの期間に数機がFiumicino(フィウミチーノ空港?)に飛来した。※
バリエーションとしてはCR32bis(2型)として、胴体の2丁の12.7mm(?)機銃に追加して、さらに7.7mm機銃を2丁を主翼に増設したタイプがあり、約300機が生産され、スペイン空軍をはじめ、中国、ハンガリー、パラグアイ、ベネゼエラ、オーストリアで使用された。
CR32quter(4型)では、元の機銃装備(胴体に2丁装備)に戻され、北アフリカの砂に対応したエアフィルターが装備され約450機が生産された。
CR32は、その卓越した経歴と美しいデザイン、コンパクトさによって、世界でも最も興味深い機体の一つとなっている。
※スペインのイスパノスイザ社で生産されたCR32が1955年にイタリアの博物館に寄贈されたそうで、もしかしたその事かも知れません。
だそうです。最後の一文は多分に手前味噌という感じもしますが(笑)、このイタリアのメーカーは母国機に対する愛情がひしひしと伝わる入魂のキットを作っているように感じます。今回のキットも凸モールドですが、羽布の表現など気合いが入っていて作りたくなるキットでした・・・実際は私の技能を越えた大変難易度の高いキットでしたが(笑)
イタリア機・・・はまりそう(笑)
Posted at 2008/02/11 22:34:16 | |
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