
秋の週末にサクッとマイナーな機体を作りました。不思議な魅力のイタリアンファイターの中でも、一段と地味なイメージのレジアーネRE2002「アリエテ」です。この機体はイタリアの「近代的」全金属製単葉低翼戦闘機の第一世代だった
RE2000のエンジン換装型です。
(
ギャラリーもどうぞ)
とはいってもこんなマイナー機について知っているはずもなく(笑)例によってキットの解説文を超訳しますと・・・
このRE2002はRE2000から継続的に開発され、その基本的な特徴はそのまま継承された。RE2002の一番の特異な点は、イタリア海軍の空母【訳注・・・
イタリア空母は建造途中でいずれも放棄されました】
の艦載機として、魚雷の搭載やカタパルト発進のテストを受けた点である。
またイタリア空軍の戦闘爆撃機として、シシリー島やCalabria地方で運用された。また1944年までの長期にわたってバルカン半島戦線でも使用された。
その後ドイツ軍に接収され、ドイツのマークを付けて運用されたが、1943年9月7日【訳注・・・1943年9月8日イタリア降伏】
以降は、連合国側の共戦国空軍として数機が運用された。
ピアッジオP-XIX-RC35空冷エンジン(1125馬力)を動力として、武装は12.7mm機銃2丁(エンジンカウリング上部)と7.7mm機銃2丁(主翼内)。爆撃機としては【訳注・・・キットのパーツを見ると急降下爆撃機のようです】
500kg爆弾1発を搭載。
全金属製の低翼単葉の戦闘機で、全幅11m全長8.2m全高3.12m。最大速度538km/h。航続距離950km。
だそーです。
全長が短めの胴体、やや高い位置に載せられ後部が伸びた風防といった全体の印象は、アメリカの
セバスキーP35によく似ていますが、それは、この機体の設計者がアメリカで戦闘機開発に携わっていたからだそうです。主脚の収納も
P-36(
ホーク75)や後の
P-40と同じよに、90度回転し後部に収納するタイプです。
イタリアの戦闘機は、空冷エンジンから液冷エンジンに載せ替えた機体は多いのですが、さらにもう一度空冷に戻したというのがRE2002・・・そのせいかイタリア機にしてはスピード感が感じられない、実に地味な機体です。
でも組立ながら、よーく見ると、プロペラスピナーから絞り込まれたエンジンカウリングに続くラインはなかなか格好良いですね・・・まあ、その後の風防の形で一挙に古めかしくなるのはイタリア機のお約束、でしょうか(笑)
※「
プラモ-イタリア」のカテゴリを独立させました。このあともイタ機作りますよ。
ということで、Ciao!
この記事は、
借り暮らしのアリエッティについて書いています。
Posted at 2009/10/18 23:19:06 | |
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◇プラモ-イタリア | 日記