
私がルアーでブラックバスを釣っていたのは20歳から30歳の頃。初めて買ったルアーはミノーと呼ばれる細長い小魚を模したものでした。ラパラ社の
F(オリジナル・フローティング)というバルサ材で世界で初めて量産されたといわれるミノーです。
透明度の高い湖(富士五湖の精進湖)で釣ることが多かったので、夕まずめの一時(遠投しにくいのですが)このルアーを引いてくると、バスがアタックするのが見える、という素晴らしい釣りが出来ました。
とはいえ、ラパラは北欧製のルアーですから、元々はバス用ではなく、トラウト族を狙うルアーだったはずです。バスを釣っていた頃から「ホントはトラウトだよね」と思っていたこともあり、トラウト釣りもまずはミノーから、という(やや偏ったw)感覚があります。
実際は(釣り具の大部分がそうなのですが)今では日本のルアーは種類も精度も世界一級。トラウト専門店に行くと、選び切れ無いほどの種類があります。多くはプラスチック製で、重心移動とかホログラフシート内蔵とか超ハイテク系のミノーが並んでいます。でも、比重の軽いバルサ製は、アクションの中心にオモリを集中出来るため、動きのキレが良いんです(前後に重量の少ないミッドシップエンジンの車、みたいなイメージです)。
その中でも
バルサ50のブラウニーというシリーズはかつてあまりの高価さに買ったは良いものの、もったいなくてほとんど使えなかったルアーです・・・ええ、もちろん今でもタックルボックスにあるのですが、管理釣り場のレギュレーションでは長すぎて使えません。
で、先日オークションで見かけたのが、日本のバルサ製ミノーで名作といわれる(というか私はそう思っている)ノビーズブルーのSKの5個セットでした。ラパラは歴史あるルアーですが、精緻さ、美しさ、という点では日本のモノに軍配が上がります。
ノビーズブルーのSKシリーズですが、どこから見てもブラウニーです・・・いろいろ大人の事情があるのでしょうが、何はともあれ4セット出品されていたので、カラーバリエーションの一番良いワンセットを落札しようと決心。
で、策を弄しました。目的のセットの直前のセットに入札が多かったので、それにも入札しそちらを目立たせてその影であっさり落札しちゃおうと・・・結果
2セット合計10個(そのうち色のダブりが2セットw)を落札してしまいました(笑)
合計10個届いた内、上の写真中央の5つはまず箱から出してシングルフックに交換し、オモリを貼ってプチチューニングしました。残り5つは箱に入ったままです。思い入れのあるルアーですから収集癖は満たされましたが、正直管理釣り場ではなかなか活躍しないはずなので、どうしたものかと。
・・・まあ珈琲の肴に、超破格で入手出来たということで、しばらく眺めて独り悦に入る、ということにしましょうか(笑)
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Posted at 2010/08/11 01:23:49 | |
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