
運動不足の解消のために散歩に行ったつもりが、気が付くとディーラーのハシゴになって試乗までしちゃう、というのは暇な休日の午後にはありがちなことで・・・(違?)自宅から徒歩30分、まずはスバルのXVの試乗車を横目に、同じ敷地にあるボルボを見学。
昔はボルボに憧れはあったのですが、最近はあまり関心が持てずしばしノーマークだったので、新しいラインナップのエクステリアには驚きました。
妻は「可愛い」と。
ボルボを見てそういう感想が聞かれる、というのがデザイン刷新ぶりの凄さです。動力系も小排気量+過給器、ツインクラッチAT装備、安全装備としてはシティーセーフティー+ヒューマンセーフティーという充実ぶり・・・価格も抑えられ、がんばってるなぁという感じでした。
ボルボ(スバル)から数分歩くと、今度はアルファロメオ(+フィアット500)のディーラーがあり、寄るつもりは無かったのに、屋外の500をのぞいたり、敷地奥のジュリエッタを指さしたりするうちにディーラーの中に入っている自分に気が付きましたw
MITOをぐるりと眺め、四つ葉のクローバーマークを付けたジュリエッタを眺め・・・気が付くと試乗車に乗り込んでいました(あれ?)
今回試乗したのはジュリエッタのベーシックモデル、1.4L+ターボに6速乾式ツインクラッチ装備の「Sprint」というグレード。
前回147に試乗したのが2008年でしたが、その時感じた基本的な部分での古さ、というものは全て払拭されていました。車の挙動を制御(アシスト)する電子デバイスはてんこ盛り、アイドリングストップやデュアルエアコン、ジュリエッタに最適化されたカーナビetc・・・。プリクラッシュブレーキ以外は全て装備されていることに驚愕しました。
実際走り出すと、147の2倍になったというボディ剛性のせいか、サスペンションは予想外に重厚で、エンジン音も静か(これは賛否両論か)、センターのしっかりした小振りでやや重めのステアリングは能動的に運転する気分になります。D.N.Aという切り替えスイッチでエンジンのトルク、馬力、アクセルとステアリング、及び電子デバイス(横滑り防止など)の特性が切り替えられるそうで、低回転域でややもたつく感のあるN-ノーマルモードも、D-ダイナミックモードにするとトルク感溢れる車に豹変します。アルファロメオ、ならDモードですね(ただしNモードなら16km/lの燃費を叩き出すそうですw)。
唯一の不満点は、私にはハンドルが高すぎて気分のいいドライビングポジションがとれなかった、という所だけです。といっても、シート座面を高くすればいいのですが、イタリア車を運転するのに、シートを高くするということがどうして出来なかったのです(笑)
乱暴に一言で言ってしまうと、良くも悪くも普通の車になった、という感じです。アルファロメオならではの高揚感とかは無くなった反面、我慢しなきゃいけない部分も全くありません。これだったらVWのゴルフと同じ土俵で比較が出来、かつ・・・ここが重要なのですが、アルファの美しくも格好いい車に乗れる、という最高のご馳走が味わえます。ジュリエッタ、ホントに格好いいです。奇をてらったり、とってつけたようなプレスラインなどは皆無。保守的ですらあるスタイリングなのに、全体的にまとまった格好良さは他には真似の出来ないデザイン感覚ですね。
そうそう、
昔、アルファ→A ロメオ→R、ジュリエッタ→Jという名前について書いたことがあったのですが、
間違っていました。ジュリエッタはJから始まるのではなくG(Giulietta)から始まるそうです。
・・・なるほど、
Junkieでなくても、
General(普通)な人でも楽しく愛せる車、ということか♪
Posted at 2012/10/08 23:46:06 | |
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